撮った画像が無断で広告素材に? 『Instagram』新規約の発表により退会方法が注目集める

  by 香椎みるめ  Tags :  

無料の画像加工・共有アプリ『Instagram』をめぐって一騒動。『Instagram』の新規約とプライバシー・ポリシーは、一億人を超えるとされるユーザに混乱と困惑をもたらしている。『Instagram』がフリー素材のサイトになりそうだからだ。

新規約は2013年1月16日に発効となる。従来からの主な変更点は以下のように紹介されている。

・アップされたコンテンツ(コメントやユーザ名も含む)は『Facebook』の広告素材に無断かつ無報酬で転用される
・転用された素材の内容に関する法的責任はアップしたユーザにある(未成年も対象)

今回の変更は『Facebook』の影響を色濃く受けたようだ。一報を知ったユーザの多くが「『Instagram』のアカウントを削除する」という趣旨のつぶやきを書き込んでいる。「『Instagram』のアカウントごと削除する方法」と並んで、「過去データのバックアップの方法」「『Instagram』の代替アプリ」「フィルタ機能のみを使う方法」も注目を集めている。

一方、「広告になるほどの写真をアップしているのか」と冷静に状況を分析するユーザも。ニュースサイトで紹介されている新規約が英語である点も混乱に拍車をかけている要因だと思われる。

画像:『Instagram』より引用
http://instagram.com/about/legal/terms/updated/

香椎みるめ: フリーのライター、英日翻訳者、校閲者の三刀流。平成生まれ。性別は秘密。ウェブマガジン「GIGAMEN」で10年、計1890本以上の記事を執筆。サッカーの観戦記から始まった物書き屋は、「Yahoo!ニュース」や「ガジェット通信」に掲載された経験も活かしつつ、今は日本市場へ参入する海外企業の皆さんとタッグを組みながら、ありとあらゆる「文字を書くお仕事」をこなす日々。

Twitter: GigaMirumeK