マーケティングリサーチ会社のアスマークは、全国20~50代の有職者に、アンケート「スマホゲームの課金に関する調査」を8月3日~8月6日に実施し、その結果を公開した。
直近1年間の、スマホゲームの課金経験について、約4割が「課金経験」ありと回答。女性より男性の方がスマホゲームへ課金する傾向が高く、年齢が低いほどその傾向が高くなる結果となった。個人年収別では、1000万円以上と回答した半数以上が、課金経験ありと答えている。
スマホゲームの平均プレイ時間について、課金経験がある人は、課金経験がない人に比べ、ゲームに費やす時間が多いことがわかった。課金経験がない人は、平日と休日でゲームに費やす時間にそこまで変化はなかったものの、課金経験がある人は、休日で顕著にゲーム時間が長くなる傾向が見られた。
スマホゲーム内での、他のプレイヤーとのコミュニケーションの程度について、課金経験がない人の7割以上が、ゲーム内で「誰ともコミュニケーションをとらない」という結果に対し、課金経験者は7割近くがゲーム内で他のプレイヤーとコミュニケーションをとっているという結果となった。
スマホゲームの月の平均課金額は、半数以上が1000円未満で、男性の約3割、女性の約4割が500円未満となった。
スマホゲームの課金額を増やしたいか減らしたいかという設問では、月の課金額が500円未満の人の半数以上が「課金は全くしたくない」と回答した一方で、月の課金額が高い人は「もっと課金額を増やしたい」という気持ちが強いことがわかった。なお、この設問以降は、2万円以上の課金者については、サンプルサイズが小さいため参考値となっている。
スマホゲーム課金後の気持ちについて聞いたところ、500円未満の課金者は、課金行為に対し「情けない」という気持ちが強く、全体的にネガティブな印象を抱いている一方、3000円~5000円未満の課金者は、課金行為に対し、最もポジティブな印象が強いことがわかった。
他の課金ユーザーと比べたときの自分の立ち位置について、月の課金額が1万円以上の課金者のうち1割程度が、他のユーザーと比べて課金が少ない方だと思っていることがわかった。
スマホゲームをプレイすること自体に感じる忙しさの程度について課金者の約4割が、プレイすること自体に忙しさを感じており、月に2000円以上課金するユーザーに、その傾向が顕著にあらわれていた。
スマホゲームの課金に関する調査(アスマーク):
https://www.asmarq.co.jp/data/app-payments/[リンク]