新型コロナウイルス感染症、世界最初の症例から一年が経過しました。まさか、ここまで長引くなんて、そして未だに状況が終息に向かわないのが単に恐ろしいです。
ニューヨークはこの影響をモロに受け、マンハッタンの至るところに空き店舗が目立ちます。この痛手からいつ立ち直るのか目途が立たない苛立ちはニューヨーカー、皆が感じることではないでしょうか。
さて、ニューヨークでは既にワクチン接種が始まっていますが、ワクチン接種率はイスラエルが世界一位なのです。ニューヨークにはファイザー本社があるにもかかわらずです。
では、なぜイスラエルが世界一なのかを考察してみたいと思います。
ニュースソースではイスラエルのネタニヤフ首相がファイザー社と度重なる交渉をしたと伝えていました。勿論、それが大きな理由ではあるとは思うのですが、他の見方もあるのではないかと考えています。
ファイザー本社はニューヨークにあります。国連近くの42丁目の2番街に大きな本社ビルがあります。
そして、イスラエルの領事館も同じく42丁目の2番街にあり、2番街を挟んでお互いのビルが向かい合う位置にあります。
↓ こちらがイスラエル領事館の入るビルです。右下に”東42丁目”の緑の標識が見えます。
ニューヨークとユダヤのつながりは深く強く、ニューヨークはユダヤ人の影響力がかなり大きい大都市です。ブルームバーグ元ニューヨーク市長もユダヤ人ですし、金融、ファッション、不動産とその道の一流はほぼユダヤ人が牛耳っています。
イスラエル首相のネタニヤフ氏は、ファイザー社の会長兼CEOのアルバート・クラーク氏を『友人』と呼ぶほど親密な関係を構築しており、その『友人』の職場のファイザー社とお隣さんのイスラエル領事官の位置関係では、更に親密になることでしょう。
↓ イスラエル領事館の入るビル、中ほどに見えるのは青と白のイスラエル国旗、はためいていませんが….
地の利を得て、イスラエル大使がお向かいのファイザー本社に交渉にいくことも可能です。その際は、ネタニヤフ首相の特使として行けると思います。
奇しくも同じユダヤ人で映画監督のウディー・アレンは
Eighty percent of success is showing up.
成功の80%を決めるものは、顔を出すこと。
と言っています。
イスラエルがなぜワクチン接種世界一か?は、ユダヤ人の類まれない交渉術と、強いコネクションだと感じます。それにファイザー本社とイスラエル領事館が通りを挟んでのご近所さんだったこと。
もし、ご近所ということで実際に交渉しに行ったとしたら、ウディー・アレンの言葉が実証されたことになりますね。
あくまでも穿った見方ですが、もしかしたら、コレ当たっているかもしれませんよ。