著書『金持ち父さん 貧乏父さん』がベストセラーを記録した投資家・実業家のロバート・キヨサキさんの経営するRICH DAD社が破産申請していたことがわかった。
ロバートさんの著書を販売促進するため借り入れていた2400万ドルの返済が滞り、2012年4月に出された裁判所からの支払い命令にも応じられなかった結果としての判断だった。
アメリカでのロバート・キヨサキ人気は高く、ハリウッド俳優のウィル・スミスも子供への経済教育に彼の著作を利用していたほど。しかし実情は多方面へのビジネス拡大が思ったようにいかず、会社経営は自転車操業状態だったようだ。
長年の経済的パートナーだったザンカ―さんは
「私がKiyosakiの商標を取得し、それを大きくしてきました。
契約では私に配当があるはずなのですがそれは実行されませんでした。
ウィル・スミスは彼を信頼しましたが、彼は私たちへの約束を守らなかったのです」
と、厳しくロバートさんの不誠実な姿勢を批判している。
過去にも2度の破産を経験し、車上のホームレス生活に追い込まれるなど辛酸をなめたが、そのたびにカムバックを果たしているロバートさん。3度目の成功がかなった際には誰にも迷惑をかけることのないビジネスを実現してほしいものだ。
※画像は『Mail Online』、RICH DAD社ウェブサイトから引用