3月上旬に新型コロナウイルスに感染してしまい、3人の子どもと妻を残してオハイオ州のクリーブランド・クリニックに緊急入院したニック・ブラウンさん。集中治療室(ICU)に隔離され人工呼吸器を装着しながらの闘病生活が始まりました。
クリーブランド・クリニック呼吸器科の医療チームは、スタッフへの院内感染を防ぐため、ICUに隔離されたブラウンさんとガラス窓に文字を書いたり、ジェスチャーでコミュニケーションを図りました。同時にブラウンさんの家族とは最悪の事態についても話し合いました。
入院から2週間近く経過した3月27日、新型コロナウイルスとの戦いに打ち勝ったブラウンさんは退院することになりました。
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退院日に、ブラウンさんが呼吸器科チームに向けてガラス窓に残したメッセージがこちらです。
「この窓は、私の人生で最もインパクトのある窓でした。私や他の患者さんを生かすためにあなた方が一生懸命働くのを見た日、あなた方が私に注ぎ込んでくれた時間に感謝しきれません。私があなた方に対して同じだけの愛情とサポートを注げる機会はおそらくないでしょうが、私がみなさんのことをロックスターだと思ってることを知って欲しいと思います。
良い夜も悪い夜もあったことをこの目で見ましたが、あなた方が患者を気遣うということにブレはありませんでした。
今日、私はいい意味で別人となってICUから退出します。(別人となれたのは)あなた方の医学的な治癒と神の導きのおかげだけではありません。献身的に患者をケアする素晴らしい人々がいることを知ったという事実のおかげでもあります。
あなた方一人一人に神のご加護を」
COVID-19 Patient Writes Inspiring Message on Glass to Caregivers(YouTube)
https://youtu.be/pIzNAgiBETM
※画像とソース:
https://www.instagram.com/p/B-IKsY2ge2d/ [リンク]
https://my.clevelandclinic.org/patient-stories/375-covid-19-patient-writes-inspiring-message-on-glass-to-caregivers