油断すると危険、フリーWi-Fi 拡大時代に VPNアプリという選択

「スマホはオレの臓器」「無線LANばり便利」という時代、フリーWi-Fiに接続するリスクとその対策はあるか。

グローバルセキュリティ企業のウェブルートは5月、都内で新たな VPN(Virtual Private Network、仮想プライベートネットワーク)アプリ「Webroot WiFi Security」を発表した。

対応OSは Windows、Mac、iOS、Android。そのすべてのデバイスにインストール可能。

この Webroot WiFi Security の特長は、世界中から集めた膨大なサイバー脅威情報を、クラウド上で多層的に分析する Webroot BrightCloud 脅威インテリジェンスと連携し、強力なセキュリティ防衛システムをつくる点。

ウェブルート独自の技術 Webroot BrightCloud 脅威インテリジェンスが、インターネット全体のスキャンで得た大量のデータを分析し、URL間の隠れたつながりを明らかにする。

ネットを強制的に遮断するKill スイッチ機能も搭載

また自動的に最適な VPN接続サーバとVPNプロトコルを世界35か国から選択でき、より速くネットワークに接続。安全でないネットワークにアクセスした場合は、Webroot WiFi Security が自動的に VPNに接続し安全なアクセスを保持してくれる。

さらにWindows、Mac、Android OS用には、Webroot WiFi Security が起動していない場合にすべてのインターネットトラフィックを遮断する Kill スイッチ機能がついている。

価格は3台で月額580円、年間5900円。5台で月額780円、年間7900円。

常にプライベートで安全なネットワークを使用すること

世界中で広がりをみせるフリーWi-Fiエリア。このフリーWi-Fiには、「銀行口座やクレジットカード情報、個人情報、パスワードなどを不正に入手したり、デバイスにマルウェアを感染させる悪質な犯罪者による脅威リスクがつきまとう」とITジャーナリストの三上洋氏は語る。

こうしたフリーWi-Fiの危険性にも対応したVPNアプリ「Webroot WiFi Security」は、自動的に IPアドレスを隠し、データを暗号化することでユーザの匿名性とプライバシーを確保してくれる。

「カフェやホテルなど、日常生活にフリーWi-Fiサービスが浸透し続けているなか、サイバー犯罪者は、こうした公衆無線LANサービス上で、偽のネットワークを構築し、個人情報を盗もうとしている」

「個人ユーザが、こうした個人情報脅威から守る対策としては、常にプライベートで安全なネットワークを使用すること。企業むけに提供中の Webroot BrightCloud 脅威インテリジェンスを採用したこの Webroot WiFi Security は、業界随一のVPNソリューションといえる」

ウェブルート伊藤誉三 代表取締役社長は、Webroot WiFi Security の導入利点についてこう語っていた。

GAL

いま、そんな話題、こんな現場のなかにいます。