カゴメが販売する日本各地の農産物を使用した『野菜生活１００』季節限定シリーズの秋冬ラインナップ７種類が決定し9月から販売を開始している。
『野菜生活１００』季節限定シリーズは、地域の美味しいものを地方で消費するいわゆる「地産地消」を拡大した「地産全消」をコンセプトにしたシリーズである。
2018年秋冬ラインナップでは季節限定シリーズの「青森りんごミックス」、「愛知いちじくミックスヨーグルト風味」、「有田みかんミックス」、「追熟ラ・フランスミックス」、「デコポンミックス」「長野白桃ミックス」の6種に、福岡県産あまおうを使用した「あまおうミックス」（新商品）を加えた計７種類の商品を順次発売する。これを発売時期に合わせて順次連載で紹介したい。
今回はその第1回として9月及び10月から発売している2種類についてレビューする。
季節限定「野菜生活１００ 青森りんごミックス」
「野菜生活１００ 青森りんごミックス」は11月下旬までの期間限定発売（在庫限り・以下同様）で、2品種の青森産のりんごを使用。甘酸っぱさと豊かな香りが特長の「トキ」と、蜜感のある「ふじ」を使用し品種ごとの味わいをより感じられるように仕上げてあるとのこと。ちなみに「ふじ」は世界的に見ても人気の品種で東南アジアでは真偽は別としても「FUJI」と書かれたリンゴが露店で山積みで売られているほどだ。
実際に飲んでみると、野菜が入っていることが全く分からず言われなければ本当においしいりんごジュースそのもので、だれにでも好まれる味であることは間違いないだろう。野菜ジュース特有のくせやとろみは一切なく、通常飲むジュースとして手にとっていただきたい。
季節限定「野菜生活１００ 愛知いちじくミックス ヨーグルト風味」
季節限定「野菜生活１００ 愛知いちじくミックス ヨーグルト風味」は1月下旬までの期間限定発売で、いちじくの特長的な香り・酸味と、ヨーグルトとのミックスでまろやかで爽やかな味わいが特徴。こちらは特にヨーグルト風味となってはいるが、ヨーグルトのとろみはなく色も白いわけではない。あくまでもいちじくの酸味を和らげるためにあるような存在でヨーグルトの主張はない。それがために、いちじくの味わいはきっちりと残されていて、アラビア原産で日本固有の果物ではないものの、雰囲気として和のフルーツをドリンクにしたという感じはする。
なお、愛知県は特に三河地方でいちじくが多く栽培され、その収穫量は日本で2割弱を占める。農林水産省の特産果樹生産動態等調査統計に含まれていて同省のかんきつ類以外の落葉果樹統計によると平成27年産のいちじくは13575.6トンの収穫があり内、愛知県産は2272トンでトップ、次いで和歌山県、兵庫県と続く。全出荷量12031.8トンの内、約半数が加工向け以外の用途、つまり生食用として出荷されていることが推定されるので意外と食べられているのがわかる。
本品でいちじくの本来の味を知ってフルーツとしてのいちじくも食していただきたい。
では、実際に飲んだレビューを動画でご覧いただく。
■季節限定『野菜生活100』シリーズを飲んでみた！ その1
https://youtu.be/-B7eQl0HZwA
いずれのジュースも野菜ジュースっぽさやとろみはなく、普通のフルーツジュースとしてゴクゴク飲むことができる美味しいものなので、野菜不足であるかどうかにかかわらず美味しい果物を摂取する感覚で手に取ってみてはいかがだろうか。
来月以降、順次シリーズを紹介する予定である。
※写真および動画はすべて記者撮影・収録
