鳥越俊太郎は「尊敬できる社会人」 共演経験者・大倉弘也に訊く

7月12日、東京都知事選に突如として立候補して注目を浴びたジャーナリストの鳥越俊太郎さん。

与党系の候補者に対抗する最有力候補という立ち位置からか、早くも個人の人格に関して数々の中傷、批判にさらされているようだ。

しかしその多くは未だ真否の定かでない事件に由来していたり、日頃から他者批判を得意とするビッグマウスの言論人によるものだったりして、いささか中立性に欠けている嫌いがある。

筆者は以前より、身近な友人から鳥越さんの人格について聞くことがあったので、この機会にあらためてインタビューさせていただいた。

故ジョニー大倉さんの次男で俳優、歌手の大倉弘也さんだ。

―鳥越さんとの出会いは?

大倉:鳥越俊太郎さんとは去年『約束~真説三億円事件~』という舞台で共演したんです。
楽屋では同じく共演の鳥越さやかさん(次女)も一緒に、よくお話ししましたね。
父(ジョニー大倉)を癌で亡くした直後だったので、同じ病気を経験した者、家族同士で通じるものがあったのかなと思います。

―人柄についてはどんな印象でしたか?

大倉:やっぱり凄くオーラのある人でしたが、はるかに年下の僕にも優しく接していただいて喋りやすい方でしたよ。娘さんからも尊敬されているし、鳥越さん自身も家族愛の強い方だなという印象です。

―週刊誌やSNSでのバッシングについてどう思われますか?

大倉:今回、知事選に立候補されたことでいろいろ心ないバッシングがあるとは聞いていますが、目立ったら火の無いところにも煙をたてられて叩かれるのは、有名人の子供として僕も経験があります。さやかさんも「デタラメだらけの記事が出ている」って怒ってたけど、あれで鳥越家のみなさんは余計に団結力が強まっているみたいですよ。

―政治家としての鳥越さんをどう思われますか?

大倉:一個人として「あの人ならば政治家としても誠実に仕事に取り組まれるんじゃないか」と思います。僕は政治のことはわからないし、舞台での姿しか見てないけど、社会人として尊敬できる人柄でした。暑い時期なので身体をいたわりながら選挙戦を頑張っていただきたいですね。

大倉弘也(おおくら ひろや)

1979年生まれ。東京都出身。俳優、歌手。
主な出演作に『永遠の0』、『ドロップ』、『バブリシャスロード』など。
近年はロック歌手としても活躍の幅を広げている。
http://hiroyaworld.com/

中将タカノリ

■シンガーソングライター、音楽・芸能評論家 ■奈良県奈良市出身 ■1984年3月8日生まれ ■関西学院大学文学部日本文学科中退 2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。 歌謡曲をフィーチャーした音楽性が注目され数々の楽曲提供、音楽プロデュースを手がける。代表曲に「雨にうたれて」、「女ごころ」(小林真に提供)など。 2012年からは音楽評論家としても活動。さまざまなメディアを通じて音楽、芸能について紹介、解説している。

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