休日は多くの人で賑わう秋葉原ですが、賑わい過ぎてランチも常に行列に加わらなければならないのは、如何なものかと存じます。
そんな時、筆者は神田駅方面へと歩いて行きます。
万世橋を歩いて神田川を渡ると、途端に観光客が減って静かな街並みに変わり、先ほどまでの喧騒が嘘のような静けさです。
向かう先は勿論、美味しいカレーが食べられる名店『トプカ』で御座います。
欧風カレーと印度風カレーが楽しめる『トプカ』
店名である『トプカ』の名前の由来は、ズバリ「トップ・クオリティ・オブ・カリー」との事で、今でも一杯のカレーを丁寧に作っています。
その真面目なカレーは多くのカレーマニアの支持を得ていて、筆者も大好きな店のひとつで御座います。
とにかくカレーに対する情熱やコダワリは『トプカ』の公式ホームページを見て頂ければ分かると思いますが、そのカレーに対する真摯な思いは『トプカ』のカレーに全て詰まっています。
『牛すじ煮込みカリー』を所望する!
「インド風カリー行くんちゃうんかい!」
という突っ込みは甘んじて受けましょう。休日の秋葉原に疲れた筆者はスパイシーなインド風カリーよりも、優しく繊細な欧風カリーな気分なのです。
結果、煮込んだら美味しい”牛すじ”を使った『牛すじ煮込みカリー』(980円)をオーダーしてみました。
正直な所、筆者は普通のビーフカリーよりも”牛すじ”を使ったカリーの方が好みで御座います。
『牛すじ煮込みカリー』こそ至高!
コラーゲンをたっぷり含んだ”牛すじ”は煮込めば柔らかく、溶け出したゼラチン質はそのままカリーのトロミになります。
若干、牛すじは独特な臭いもあるのですが、それもカリーのスパイスがマスキングしてくれるので、逆に牛の風味が残るしっかりしたカリーになります。
まさにカリーに一番向いている肉と言っても過言ではなく、宗教的な制限の無い我々にとっては『牛すじ煮込みカリー』は最高のカリーなのです。
思ったよりもカリーの粘度が高くて、綺麗にかけれなかったと言い訳しておきましょう。
リンゴとマンゴーが味の決め手!
そもそもが、欧風カリーとはなんぞや?って話ですが、いわゆる英式カリーを発展させ、スープ(フォン)にこだわり野菜の旨みを溶かし込み、さらにフルーツの甘さ、乳製品のコクがバランス良くまとまったカリーかと存じます。
まあ、インド風カリーがスパイスを炒めて香り、スパイシーさに特化したカリーとすれば、欧風カリーはスープで野菜やらフルーツを煮込んだ”煮込み系カリー”と思って頂ければ幸いです。
なので、いわゆる”カレールー”を使った家庭のカレーは、ほぼほぼ欧風カリーの類いであると言っておきましょう。
さらにサービスで付いてくるスープも流石の味で御座います。
ご馳走様でした!
『牛すじ煮込みカリー』 総評
まさに日本人好みのカリーと呼べる『牛すじ煮込みカリー』で御座います。適度なスパイス感で甘辛いカリーは、子供からお年寄りまで好きな味付けかと思われます。
しかし!
『トプカ』の美味しいインド風カリーを紹介せずに、この『牛すじ煮込みカリー』だけでレポートを終わらせるのは有り得ません。必ず『トプカ』のインド風カリーも紹介する事を、ここに宣言しておきましょう。
それでは、是非みなさんも『トプカ』の美味しい欧風カリー&インド風カリーを食べてみて下さい。
『トプカ』神田本店
住所:東京都千代田区神田須田町1-11 竹内ビル1F
営業時間 11:00~15:30 17:30~22:30
土日祝日 11:30~18:00
定休日:無休