政府が米googleに対抗する戦略づくりを始めている、とのニュースがありました。
[リンク]政府が対グーグル戦略策定へ…市場独占に歯止め: 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/it/20150225-OYT1T50000.html
記事によると、
1:グーグルに対抗しうる企業の育成・支援に向けた取り組み
2:グーグルによる市場独占を防ぐための法規制のあり方
3:ICTサービスの利用履歴などの個人情報保護に向けた方策
というものをテーマにしているそうです。
また、記事には
グーグルは、世界の検索エンジンの市場占有率(シェア)が60%、スマートフォンの基本ソフトウェア(OS)のシェアは78%に上る
とあります。
これは特に「2:グーグルによる市場独占を防ぐための法規制のあり方」についてなのですが、検索についてはGoogleが独占状態です。
ご存知ない方に説明しておきますと、Yahoo!の検索はGoogleのものを使用しており、実質Googleの検索をしていると言えます。
個人的に考える問題点を挙げますと
●Googleの広告について
昔のGoogleはほぼ検索だけでシンプルでした。私などはYahoo!が非常に広告などを掲載していたので、それを嫌ってあえてGoogleで検索するようにしていました。それが現在では、サービスだけでは無く検索結果なども広告ばかりに。という事は多くの企業などがGoogleを頼りにしている状況です。
そのような状況で、Googleのシェアを減らすような対策ができるのでしょうか?
●「LINE」 の優遇
「Googleが独占すること」よりも、独占した上で一部のサイト(企業)を優先的に上位に表示しているほうが問題です。
現在、LINE株式会社のサービスである「livedoor Blog」や「NAVERまとめ」がGoogleの検索結果で明らかに優遇され、上位を独占しています。
もはや、SEOのテクニックを度外視しているとも言って良い状況です。
これについて、サイト運営者やSEO担当者は非常に憤りを感じていますし、実際に影響を受けています。
政府は、この問題についてはどのように考えているのでしょうか?