大型ヘッドホンには抵抗が無くなったが
一昔前では、出先で大型のヘッドフォンを使うことには抵抗がありました。しかし、今では少し音にこだわる人が『iPod』や『Walkman』などのプレイヤーと組み合わせて使っている人が珍しくありません。 音に拘りがなくてもファッションとして大型ヘッドフォンを電車の中で付けている人などもいたりします。
写真のDashbon社の『mask』も見た目は通常の大型ヘッドフォンです。でも、何か変では無いでしょうか?
ヘッドバンド内にモニターが仕込まれています。
ヘッドバンドがモニターに
写真では本来は頭の上にあるヘッドバンドが目のあたりにあります。この『dash』はヘッドマウントディスプレイで100インチ相当の画面を仮想的に目の前に表示することが出来ます。ヘッドフォンに擬態したヘッドマウントディスプレイという感じです。 外出中にヘッドマウントディスプレイを使うのは勇気が必要ですが、この『Dash』ならさりげなくヘッドバンドを目の部分に曲げるだけで使うことができるので、あまり勇気は要らないと思います。 ただ、ヘッドフォンで変なことをしている不審者には思われるかもしれませんけど。
普通に使えばオーソドックスなヘッドフォンにしか見えません
まじめに考えてみた利点
この構造は非常に利点が多いと思います。 まず、固定部が耳あてによって行われます。今までのヘッドマウントディスプレイのようにメガネ部とヘッドフォン(イヤホン)の療法を装着するような手間はありません。 今までのヘッドマウントディスプレイの場合は、使う時だけ取り出して、それ以外は収納しておくというスタイルですが、『Dash』ならヘッドフォン感覚で普段から首元に装着しておき、音楽や映像を素早くスキマ時間で楽しめるのではと思います。
詳細仕様は公式サイトに細かく書かれており、ラスベガスで開催されている2015『International CES』で展示が行われています。 現時点では販売スケジュールは公開されていません。
Dashbon Mask YouTube
http://youtu.be/rLgmtWquxqc
Dashbon 公式サイト
http://dashbon.com//
写真はYouTubeから