ノーベル賞予測で再び理研の十倉好紀氏
国際的な学術情報企業のトムソン・ロイターは9月25日、ノーベル賞発表に先駆け、「トムソン・ロイター引用栄誉賞」(ノーベル賞受賞者予測)を発表した。十倉好紀(とくら よしのり)理化学研究所創発物性科学研究センター長(併任・東京大大学院工学系研究科教授)ら9カ国の27人を選んだ。
十倉氏は「新しいマルチフェロイック物質の発見」の功績で、2度目の選出になった。マルチフェロイックは強磁性、強誘電性、強弾性などの性質を複数有する物質系で、新しい物質の開拓やデバイスへの応用が期待されている。この新しい化合物を見ると、物質にはまだまだ無限のな可能性があることを示していると思う。
十倉氏は2002年にも「超伝導化合物の発見を含む、強相関電子酸化物に関する傑出した研究、および巨大磁気抵抗現象に関する研究」で選ばれている。同賞が02年に恒例化して以来、ひとりの研究者が異なるテーマで2回選出されるのは初めて。十倉氏の極めてアクティブな研究活動を印象づけた。
続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/
参考 東北大学:マルチフェロイック物質の巨大電気磁気効果 サイエンスポータル:ノーベル賞予測で、再び十倉好紀氏
量子物質科学入門―量子化学と固体電子論:二つの見方 | |
クリエーター情報なし | |
コロナ社 |
基礎 量子化学―量子論から分子をみる (新・物質科学ライブラリ) | |
クリエーター情報なし | |
サイエンス社 |