牛丼店『松屋』の一部店舗が、牛めしをパワーアップさせて「プレミアム牛めし」として販売している。牛めしは290円だが、プレミアム牛めしは380円となる。その差は90円だ。
プレミアム牛めしの販売店は従来の安い牛めしを販売していないらしく、実際に店舗に行って確かめてみたところ、確かに従来の牛めしの販売をやめていた。だがもう一つ気になった事があった。
プレミアム牛めし販売店は、カレギュウ(カレーライスに牛めしの肉を盛りつけた料理)も値上げしていたのである。プレミアム牛めしの牛肉を使用しているためだ。従来は560円だったが、それが650円になっていた。その差は90円である。
牛皿もプレミアム牛皿になっており、並盛が210円が300円に値上げし、大盛りは280円が410円になっていた。牛皿大盛りは、従来品と比べると130円も値上げしている事になる。
牛めし → プレミアム牛めし 290円 → 380円
牛皿 → プレミアム牛皿 210円 → 300円
牛皿大盛 → プレミアム牛皿大盛 280円 → 410円
カレギュウ → プレミアムカレギュウ 560円 → 650円
牛めし関連の料理を実質100円前後値上げした事になる。消費者からすると、従来の安い牛めしと並行して販売してほしいのだが、それが出来ないのであれば「実質値上げ」と言われても仕方ないかもしれない。
プレミアム牛めしが全国規模で販売されるとの噂もあるので、そうなると客の価格に対する反応がどうなるのか注目したいところ。余談だが、プレミアムカレギュウは牛肉がやや大きい事もあり、食べ応えのある料理だった。値段も高いが満足度もけっこう高い。