韓国で起きたセウォル号の沈没事故で、船長が真っ先に逃げ出したのではないかと報道されている。その船長が、10年前に答えたインタビュー記事が公開され波紋を呼んでいる。
2004年1月1日付けの“済州デイリー”に掲載された「西海夕焼けの上に詩を書く」というタイトルを冠したイ・ジュンソク船長のインタビュー内容の要点は以下のとおりである。
イ船長は20代の頃、日本の海域で乗っていた船が転覆したが救助された経験をもつ。もう二度と船に乗ってはならないと考えたこともあった。だが危機を乗り越え、今は30年を越えて船に乗っていると答えた。
イ船長は「客船の乗客たちが、幸せな時間を家族と享受できるように癒したい」と述べ「今日も、明日も私は船とともにする」と話していた。
しかし実際には今回の事故で、イ船長は多くの学生たちよりも先に脱出していた。10年前のインタビューでは「青年たちが皆、仕事をもって懸命に働くことができる世界になったら良いだろう 」とも話しており、人々の心にやりきれない苦々しさを作っている。
※画像はYTNニュースより。