韓国旅客船沈没のせい?人民日報系中国紙『環球時報』が急にしおらしくなる なぜか週プレの可愛すぎる女芸人の記事を掲載

  by 松平 俊介  Tags :  

日本叩きの記事が激減、「可愛すぎるお笑い芸人」を取り上げる

『環球時報』(かんきゅうじほう)といえば、中国に詳しい人なら、「あー、あそこか」と思うだろう。人民日報の海外版として、事あるごとに日本に難癖をつけるような記事を書いてきた新聞だ。その新聞のwebサイトで奇妙なことが起きている。日本たたきの記事がほとんどなくなったのだ。

本日現在、同誌のウェブサイトには日本たたきの記事は冒頭の画像のようにほとんど掲載されておらず、若干「尖閣諸島は中国領だ」という主張を載せている記事がある程度になっている。報道の大半が韓国旅客船沈没事故になっているせいもあるだろう。この事故では中国人も4名が行方不明になっているからだ。

ただ、それを差し引いても、以前の『環球時報』であればかなりの分量の日本たたき記事が出ており、難癖が相当数あったのだが、それがここの所急に減っているようだ。一つには、ヨーロッパのブランド品の広告なども載せ始めたので、口汚く罵るということを遠慮しているということもあるのかもしれない。

日本関係の記事も、いわゆる「軟派記事」が増えた。同紙は「ライブドアニュースの引用」として、「日本で可愛すぎる女お笑い芸人が増加」という記事を掲載している。この記事の元ネタは、なんと日本の雑誌「週刊プレイボーイ(週プレ)」なのだ。あのきれいなお姉さんがいっぱい出てくる雑誌ですね。人民日報系の新聞が週プレをネタにするなんて、以前では考えられなかったことだ。下図は、その画像。「可愛すぎる女芸人」紺野ぶるまさんの笑顔が眩しい。(なぜか、「紺野は」と書いてあって下の名前が出ていないので一瞬驚いたぞ)

しかし、引用元が微妙だなあ。週プレと書くのはさすがにはばかられたのか、ライブドアニュースからとしている。今後も動向を注視していきたい。

(冒頭画像は環球時報ウェブサイトのキャプチャー http://world.huanqiu.com/article/ トップ画像
http://ent.huanqiu.com/star/mingxing-guoji/2014-04/4975298.html 可愛すぎる女芸人画像)

企業のニュースリリースライターを足掛け4年経験。現在はライターのみならずwebディレクターやテレビ番組の企画にも関わっている。タウン誌や飲食関係の媒体の制作にも携わる。 大学時代は書家や歴史作家について修行をしていたことも。(雅号:東龍) 地域の埋もれた歴史を掘り起こしたり、街歩きをするのが好き。これまで関わってきた雑誌は「散歩の達人」「週刊SPA!」、放送局では主に関東ローカルテレビ局の企画を担当。

ウェブサイト: http://touryuuuan.blog.jp/