1/fゆらぎ音と天才モーツアルトの育った環境

  by satousio  Tags :  

モーツァルト効果

『モーツァルト効果』この言葉を耳にしたことはあるでしょうか?これはモーツアルトの音楽を聴くと頭が良くなると言われている効果のことです。これについては、肯定派と否定派がそれぞれ存在するのですが、モーツアルトの音楽に1/fゆらぎ音が含まれていることは確かです。

 

1/fゆらぎとは

まず、ご説明いたします。1/fゆらぎとは、自然界に存在する癒しのノイズです。声の幅、音の幅が自然界の音、1/fゆらぎ音を含むことがあります。波の音や川のせせらぎ、ろうそくの炎の揺れやお母さんのおなかの中、そしてモーツアルトの音楽や美空ひばりさんの声にもこの1/fゆらぎが含まれていると言われています。これらすべてに共通するのは、「心地よい、気持ちよい」と感じられることでしょう。

 

1/fゆらぎとα波

α波は何かに集中していたり、リラックスしている状態で現れる人間の脳の波動のことです。それぞれの分野で活躍されている方は、α波が持続されている時間が多いと言われています。しかしながらα波は、自由にコントロールすることはできません。自由に脳内にα波が取り込めたなら、それぞれの人が健康で充実した毎日を遅れることでしょう。
実はこのα波の持つ波動も1/fゆらぎなのです。このようなことから、1/fゆらぎが「心地よい、気持ちよい」と感じるノイズだと言えます。

 

モーツアルトの聴覚と生活環境

2004年、ビートたけしさんなどが出ていたテレビ番組で、音と科学のミステリー『人類史上最高の天才・モーツアルト奇跡の響き』という特集が放送されていました。

そこではモーツアルトの聴覚の不思議や1/fゆらぎ音、ヘルツのことなどが放送されていたのですが、興味深かったのでご紹介させていただきます。

 

モーツアルトの耳

モーツアルトは録音機のような耳を持っていました。モーツァルトの曲作りにはピアノは一切使われなかったそうです。自分で楽譜に書くのが追いつかないほど、頭の中にメロディが流れていたと言われています。1度に2種類のメロディが同時に流れることもあったそうで、やはり神の領域としか言いようがありません。
モーツアルトが14歳のころのお話です。モーツアルトがローマへ旅行をしたとき、ヴァチカン宮殿のシスティーナ礼拝堂で門外不出の秘曲とされていた、アレグリの「ミゼレーレ」という合唱曲を一回聴いてマスターしてしまったというエピソードが残されています。その合唱曲はなんと9声もの音からなっており、まさに神業、9声もの音を一度聴いただけで覚えてしまうのは、普通の人間には不可能なことです。

秘曲とされてきたので、それまで何人もの音楽家たちが譜面に書き取ろうとしてきたそうで、このお話は伝説として今も語り継がれています。
モーツアルトはいったいなぜ、こんな神業を持つことができたのでしょうか?その秘密はモーツアルトの耳にあります。

 

モーツアルトの生活環境

モーツアルトは音楽家である父と母の間の子であることから、お母さんのおなかの中にいるときから、さまざまな国の音楽とお母さんのおなかの中の音楽である1/fゆらぎに触れられる環境にいました。
生まれてからも6歳から演奏旅行で外国に出かけ、成長期の10年以上をさまざまな音楽に出会いながら育ってきました。このことで、モーツアルトの聴覚は発達したのではないかと考えられています。

 

異なる周波数

実は各国の言語は、周波数が違います。日本語は125~1500ヘルツ、英国は2000ヘルツ~12000ヘルツの周波数、1/fゆらぎ音は人間の耳に入ってくる周波数の限界20000ヘルツよりも高周波ということになります。超音波などは20000ヘルツ以上の音です。このようなヘルツの違う言語や音を聴く環境が天才モーツアルトを育てたと言っても過言ではありません。

 

楽器にも周波数

楽器などにも当然ながら、それぞれのヘルツが存在しているのです。高周波と呼ばれる音は、お祭りの笛や鐘などの音として良く使われています。このような高周波と呼ばれている音は脳から腰あたりを刺激する音だそうです。一方低周波な音、たとえば大太鼓のような低い音は、腰から下を刺激される音と言われています。チェンバロやパイプオルガンにも1/fゆらぎが含まれているそうです。

 

1/fゆらぎ音を持っているモーツアルト

このような環境で育ったモーツアルトですが、「持つべくして1/fゆらぎ音を身につけられた」という立証までは残念ながら可能です。
しかし、ヴァチカン宮殿のシスティーナ礼拝堂で門外不出の秘曲を9声ともマスターできたり、ピアノがなくても作曲ができたのは、確かにモーツアルトの聴覚が発達していたからだと言えるのではないでしょうか。

 

(文 satousio)

2年ほどフリーライターとして活動しております。 自分のペンネームをちょっぴり世間様にしっていただきたいという思いで執筆活動をつづけております。 まだまだ伸びしろのある(自分でいう事?)ひよっこライターです。 私の記事を読んで下さった方には感謝感激!!ありがとうございます♡ おもしろネタを見つけては記事にしていくつもりでおりますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

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