インドカレーマニア全員に言いたい! インドに行ったらダージリンとポートブレアに行ってほしい→ 希少カレーが極まっている

  by クドウ秘境メシ  Tags :  

インドカレーマニア全員に言いたい! インドに行ったら、ぜひとも、ダージリンとポートブレアに行ってほしい。いや、行かなくちゃあダメだ。どちらにも辺境だからこその独自進化したカレーが存在する。

インドカレーマニアといえるほどの知識も何もないが

いや、筆者はインドカレーは大好きだけど、インドカレーマニアといえるほどの知識も何もない。単に「インドカレーが大好き!」「おいしいインドカレー食べたい!」という、何者でもない生物である。けっしてインドカレーマニアとはいえない、ただ食べるだけの消費者だ。

それでもインドカレーマニア全員に言いたい!

それでもインドカレーマニア全員に言いたい! インドに行ったら、ぜひとも、ダージリンとポートブレアに行ってほしい! ここはまさに、インドカレーの特異点であり、良い意味で、いや、良すぎる意味で、あらゆるインドカレーの法則が乱れる場所といいたい!

超山奥に存在する街・ダージリン

まずダージリンだが、ここ、インドだけどネパール・チベット・ブータンに囲まれた辺境であり、超山奥に存在する街だ。お茶が有名なので、ダージリンと聞いてお茶を思い出す人は多いはず。カレーを思い出す人は皆無だと思われる。そのレベルで「ダージリン=お茶」なイメージ。

確かに、ダージリンは茶畑ばかりである。

牧歌的なダージリンもあるが、街っぽさもある。

特にダージリン駅の周辺は、地方都市感がある。

でもうるさすぎない、ちょうどよい、地方都市っぽさが心地よい。

牛もいる。

けっこう、牛もいる。

茶畑の横に牛がいる。

ダージリンがお茶なイメージなのは否めない。

ダージリンで育まれてきた独自のグルメ

だがしかし! この部分に注目してほしい。刮目してほしい。「ネパール・チベット・ブータンに囲まれた辺境」という部分を考え見てほしい。そう、インドだけでなくネパール・チベット・ブータンの影響を色濃く受けている地域であり、そこで育まれてきた独自のグルメが食べられる地でもあるのだ。

ダージリンのお菓子屋さんのおばちゃんの手作りカレー

筆者はダージリンのお菓子屋さんのおばちゃんが、お菓子屋の奥の部屋でカレーを作ってくれる店に行った。ここガイドブックにも載ってないし、なんならカレー屋としてGoogleにもどこにも登録もされていないようなのだが、極上のカレーが楽しめる。インドでいろいろなカレーを食べてきたが、これは唯一無二感がハンパない。

「生タマネギをカレーで食べる」という行為

もはや完全にダージリン家庭で食べる地産地消野菜の煮物と漬物、そしてチキンを超絶サラサラスパイスエキスに浸して煮込みまくったカレー。それをホロホロパラパラなライスで食べる。これがもう最高オブ最高。ギュンギュン味覚を訪れるパワフルな酸味は強いのに爽やか全開。深紅の油膜カレーに生タマネギを投入し、シャクシャク食感で「生タマネギをカレーで食べる」という行為、あまりにも甘美すぎる。

このテイストのカレーは初めて

もちろん、筆者はカレーマニアではないし、まったくの無知なので、もしかすると「これはダージリン特有じゃあないよ」という声があってもおかしくないのだが、それでも日本各地、ネパール各地、チベット各地、バングラデシュ各地、インド各地でカレーを食べてきた経験上では、このテイストのカレーは初めてだった。おばちゃんすごい。

インド本土だけでなく複数の島々から民族が集まった地域

インドの辺境の島・アンダマンニコバル諸島の都市ポートブレアも、素晴らしくカレーに個性がある地域だと感じた。アンダマンニコバル諸島は多民族で多言語の町として知られており、ポートブレアはその最たる地域。筆者が調べた範囲でしかないが、ベンガル、タミル、テルグ、ヒンディー語圏、マラヤーラム、ランチー、ニコバルなど、インド本土だけでなく複数の島々から民族が集まった地域。

まさにポートブレアで独自に育まれてきたカレー料理

実際にポートブレアに行ってみると、インド料理店も多様であることが分かるが、おもしろいことに気がついた。たとえば南インド料理店なのに、独自の食文化をがっつりと取り入れた店もあり、私たちが知っている南インド料理ではなかったりする。フュージョンというほどシャレたものでもなくて、まさにポートブレアで独自に育まれてきたカレー料理のような印象を受ける。

ポートブレアのカレーは野外で食べる

特に感動したポートブレアのカレーは、野外大衆食堂「タンガラージ」(Thangaraj / MP9Q+JWM, Biggie Line, Sri Vijaya Puram, Andaman and Nicobar Islands)だ。早朝5時から営業していて、夜遅くまで通し営業をしているのだが、ずっとひっきりなしに客が訪れる超人気食堂。ポートブレアにおいて「働く者たちの憩いの場」になっており、女性の一人客や子ども客もいるほどの愛されっぷり。

感じたことがないコクが存在

ここのカレー、実においしい。そして独特なテイスト。いや、ビジュアルだけで言えばチェンナイのMESS系カレーにも思えるが、ベースはそれとしても味が独特だ。カレーもスープも「超」がつくほどの素朴感があり、そして独特なコクがある。ココナッツだけではない、感じたことがないコク。そしてすーっと抜けるような微細な酸味。それがたっぷりと浸透したパンと玉子焼きが極めて甘美。カレーとスープで食べるパンと玉子焼き、うまい、うますぎる。

北センチネル島の存在も興味深い

ちなみに、ポートブレアは、インド政府が入島・接近を禁じている北センチネル島の真横にある。もしかすると、いにしえの時代、北センチネル島からポートブレア側に移住し、その食文化がポートブレアに浸透しているかもしれない。……と想像すると、ロマンを感じないだろうか。

独自に進化したインドカレー特異点の味を確かめてほしい

なので、何度も声を大にして言いたい。インドカレーマニア全員に言いたい! インドに行ったら、ぜひとも、ダージリンとポートブレアに行ってほしい。そして、独自に進化したインドカレー特異点の味を確かめてほしい。私のような素人ではなく、カレーマニアの視点で、その味の感想を聞きたい。


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