生後4ヶ月以降に離乳食を与えることでアレルギーのリスク軽減

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先月11月18日にアメリカの小児医学専門誌のオンライン版『PEDIATRICS』で公開された論文によると、生後4ヶ月以降に離乳食を与え始めると食品アレルギー体質となるリスクを軽減できることが分かった。

これはイギリスの研究者チームが1140人の幼児を対象に生後から2歳までの間、追跡調査を行った結果である。

幼児1140人のうち41人が食品アレルギーを持つことが検査で確認され、母親からの報告を合わせて分析をした結果、生後17週間以内に離乳食を食べさせ始めること、が食品アレルギーの体質にさせてしまう最も大きな要因となることが判明した。

このことから、論文では離乳食は生後17週以降に食べさせ始めるべきだと結論づけている。また、離乳食を食べさせ始めた時はしばらくの間は授乳も並行して行うと、より食品アレルギー体質となるリスクを軽減することできるとしている。

http://pediatrics.aappublications.org/content/early/2013/11/12/peds.2012-3692.abstract

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