世の中のありとあらゆる事物を網羅するインターネット上の百科事典『Wikipedia』で、もっとも記述が長いページは何なのか? 衝撃の事実が判明した。
この疑問を調べたHistory is a story.(@laurusesq)さんのツイートによると、3位はドイツ語版の「ドイツ工業規格の一覧」で、2位はフランス語版「カペー朝の全系図」、そして1位はなんと日本語版「イナズマイレブンの登場人物」だったというのだ。
Wikipediaのメインページから「ツール」→「特別ページ」→「長いページ」と進むと、容量が大きいページのランキングを見ることができる。確かに「イナズマイレブンの登場人物」が838884バイトで1位になっている。実際に読んでみると、「日本語は1文字3バイトだから」などという訳知り顔の指摘も無用なほど、とにかく圧倒的に長い!
『イナズマイレブン』はレベルファイブが制作したゲームで、テレビアニメや映画化もされている人気コンテンツ。登場人物には美少年が多く、特に女性人気が高い。また、普通なら「雑魚A」で済まされてしまいそうなサブキャラクターにも“立っている”キャラが多く、過去に公式サイトで行われたキャラクター人気投票では『五条勝』なるサブキャラが1位になってしまう珍事も発生した(2ちゃんねらの組織投票のせいだけど)。
Wikipediaは誰もが無料で自由に編集できる。一般的に、難解で詳細な説明が必要な事象、長い歴史を持つ事象のページは必然的に記述が長くなるが、少数の熱心な研究者・ファンを抱える事象についても記述が長大になる傾向が見られる。恐らくこの「イナズマイレブンの登場人物」も、少数の熱烈なファンがこまめに更新した結果、このような長大なページになってしまったのだろう。
しかし、日本語版は3位が「アンパンマンの登場人物一覧」、9位が「デッドオアアライブ」、10位が「モンスターハンターのモンスター一覧」だったりして、「百科事典」というよりも「サブカル辞典」と呼んだほうがしっくりくるランキングになっているあたりが、なんとも日本らしいというか……。
画像:Wikipedia「長いページ」より引用
ソース:History is a story.(@laurusesq)さんのツイート[リンク]
https://twitter.com/laurusesq/status/399528193729630208