ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2025年11月)

  by 井手隊長  Tags :  

全国のラーメンを食べ歩くラーメンライター、井手隊長です。今回は私が11月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!

第5位:背脂煮干中華そば 我武者羅 初台店(初台)

2020年オープンの“我武者羅”の燕三条系ラーメンのお店。

「背脂煮干中華そば」を「大あぶら」で注文。背脂の量は大あぶらまで無料。具はチャーシューたくさん、メンマ、揉み海苔、刻みタマネギ。麺は極太平打ちストレート。背脂たっぷり。

煮干しがしっかりきいたスープに、良い具合の醤油感と柔らかな平打ち麺。ローカル感もしっかりあって旨い。揉み海苔や刻みタマネギが食感や味のアクセントになって美味しい。卓上の生姜酢もいい味変。新潟ラーメンを全国区にすべく奔走する“我武者羅”の蓮沼店主は本当にカッコいい。

第4位:町中華 さしろく(五反田)

 

“魂麺”の山西店主の手がける新店。昼はラーメン店、夜は立ち飲み町中華という新しいお店。

「さしろくワンタンメン」を注文。具は岩手県二戸市の「佐助豚」のチャーシュー、ワンタン、揉みノリ、白髪ネギ、青ネギ、メンマ。麺は細めストレートで香川県産「さぬきの夢」をブレンドした紀州屋製麺製。

長崎県平戸市産焼きあごをメインに、丸鶏と佐助豚を重ねたスープ。ここに合わせるのは静岡県掛川市産の栄醤油と兵庫県たつの市産の末広醤油うす口をブレンドした醤油ダレ。ふんわりと上品なダシ感で素晴らしい美味しさ。ワンタンの皮は酒田ラーメン「満月」のとろける極薄皮だ。

夜の町中華メニューも気になるのでまた来たい。

第3位:たかのちゅめ(花小金井)

2022年オープンの人気店。メインは醤油、しお、煮干し、つけ麺、担々麺、まぜそばとあるが、「鶏醤油ラーメン」を注文。

具は豚チャーシュー、鶏チャーシュー、青ネギ。麺は細めストレート。鶏の分厚い旨みと芳醇な醤油が特徴だが、キレよりふくよか感でまとめてあり、じんわりと実にラーメンらしい味わいでとても美味しい。そして低加水の少しもちっと感のある麺がいい主張で、美味しくまとまっている。低温調理の大ぶりチャーシューもしっとりとしていて、いい肉感もあり、美味しい。

トレンドに左右されず飽きが来ずにいつでも美味しく食べられる一杯になっていてとても好印象。

第2位:MENSHO District(代々木上原)

今年6月オープンの“MENSHO”グループの新店。

「醤油らぁ麺」を注文。具は岩手鴨のチャーシュー、酒粕麹漬の豚リブチャーシュー、吊るし焼きの豚肩チャーシュー、メンマ、青菜、ネギ、ノリ。麺はハルユタカ、キタホナミ使用の細めストレートの自家製麺。

スープは名古屋コーチン、親鶏、瀬戸内煮干、アサリ、真昆布で、醤油は5種類をブレンド。気取りも何もなく超真っ直ぐに旨い醤油ラーメンでとても好印象!

MENSHOは先進的なラーメンの印象も強いと思うが、こういう真っ直ぐなラーメンも本当によくできていて素晴らしい。

第1位:ラーメン GINZA TON BOX(銀座)

10/7オープンの“トイ・ボックス”山上さんのプロデュース店で超話題。なんと豚清湯のブランド。

「特製ラーメン」を注文。具はチャーシューたくさん、青ネギ、白ネギ、味玉、ノリ。麺は中細ストレートの大成食品製。

清湯ながら豚の旨味がバチっと決まっていてそこに背脂でブースト。醤油ダレも柔らかめでキレというよりどっしり感で勝負。これは旨い。厚めのチャーシューは噛みごたえあり。ネギが2種類なのもニクイ。

豚の偉大さと“トイ・ボックス”の凄さを改めて知る一杯だ。

※こちらのランキングは筆者のYouTubeでも紹介しています。合わせてチェック!

井手隊長

ラーメンライター/ミュージシャン 全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。東洋経済オンライン、AERA dot.、Rettyグルメニュース、favy、るるぶNEWSへの連載のほか、番組・雑誌の出演・監修、コンテスト審査員、イベントMCなどで活躍中。自身のインターネット番組、ブログ、Twitter、Facebookなどでも定期的にラーメン情報を発信。 その他、ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。

ウェブサイト: http://blog.livedoor.jp/idetaicho/

Twitter: idetaicho

Facebook: takuto.ide