待ちに待った、2010年に行われたパリのパン職人コンテストで優勝したウワサの「バゲット・トラディショナル」で知られる「ル・グルニエ・ア・パン」の日本1号店が本日9月26日(木)に地下鉄半蔵門駅そばにグランドオープンした。
小さなお店であるが、ウワサを聞きつけたファンや周辺の住民、そしてOLなどですぐに一杯になるほどであった。特に列ができるわけでないが、入店する人の流れがタイミングよく切れないような感じであった。
バゲット(280円+税)は何度も焼いているので、タイミングがよければ焼きたてが手に入る。もちろん、使用している小麦粉は本店と同じフランスのミノトリー・ヴィロン社の「ラ・トラディショナル・フランセーズ」である。そして、「ル・グルニエ・ア・パン」の日本1号店はフランスの本店と同じ味を提供して行くとのことだ。
そしてこのバケットを使ったサンドイッチは人気で、出来た途端にすぐに売り切れるほどの人気商品なため、店員に出来るタイミングを聞いて購入したほどだ。今回、サーモンのサンドイッチはあっという間だったので、タイミングよく購入したのは「パテ・ド・カンパーニュ・メゾン」(520円+税)で自家製鶏肉のパテ・コルミッションとピクルスが挟まれていることが目立つ一品だ。
バケットの外はカリカリで中はもちもち。噛みしめるたびにバケットの甘みが湧き出てくる感じで、パテとピクルスとの相性もすごくよく、お互いが美味しさをうまく引き出していた。
そして、もうひとつのポイントとしてクロワッサン(180円+税)の存在だ。カリカリ表面のクロワッサンにかぶりついたとたんに、微かなバターの風味とともにビックリするほどの甘味が口に広がる。意外とほんのりとではなく直球の甘味だ。これも、下手をすると何も付けずにペロリと食べられるだろう。これにチーズなどを挟んで食べた時の破壊力は想像できるだろう。
現在のところ大きく宣伝はしていないとのことだが、元々フランスでは注目されているお店であるのでメディアに登場する可能性もあるだろう。もちろん、行列の可能性も否定できない注目度は高いと思われる。サンドイッチは人気で、バケットのものは特にあっという間に無くなる事も予想される要チェックのお店だ。現在、カフェが無いが、カフェ付きのお店も期待したいところだ。
※なお、「ル・グルニエ・ア・パン」オーナーのミッシェル・ガロワイエ氏も来日中で、店舗の前に状況を見ておられた。
ル・グルニエ・ア・パン(Le grenier à pain)
住所:東京都千代田区麹町1-8-8 グランドメゾン麹町 1F
※ 地下鉄半蔵門線半蔵門駅4番出口そば。
営業時間:平日 8:00 – 21:00 土日祝 9:00 – 20:00
電話番号:03-3263-0184
問い合わせ:(株)日本ガストロノミー研究所 03-3462-8800