野球は9人でするものですが
野球に詳しくなくとも、「野球は9人でする」というルールをご存じの方が多いと思います。
しかし、高校野球の地区大会には、野球部員が9人に満たなくても出場可能だということを、皆さんはご存知でしたか?
この秋、高校野球秋季大会の北海道小樽地区で、快進撃が起こっていました。
起こしたのは双葉高等学校。小樽市内の中高一貫校の野球部であります。
この高校、実は野球部員は5人しかおりません。しかも全員1年生。
大会に参加するため、助っ人4人を他の部から招集して、参加しているのです。
ところがどっこい、進撃の双葉高等学校!
どう考えても初戦敗退がやっと…かと思いきや、初戦から3戦連続コールド勝ちという偉業を達成する彼ら。
外野と二塁はすべて助っ人なのに、です。
むしろ、スキー部員がホームランを打っています。硬式野球でホームランは、まぐれでは打てません。
しかもしかも、中には帰宅部も居るというから驚きです。
助っ人たちも野球経験者ではあるようですが、それにしても日本の高校野球のレベルでこれは偉業でしょう。
助っ人たちをスカウトした人の審美眼は異常といえます。
ペニーとった球団は見習うべき…いや、何でもありません。
特に面白いのは、その帰宅部からの助っ人のコメント。
「バットが無く木の棒を振って練習した」というのですから凄いの一言。
その様相はまるでパワポケ!!
さすがに現実はそこまで甘くなく、決勝で強豪・北照高校にコールド負けしましたが、帰宅部も混じっての快進撃にネット上の高校野球ファンも盛り上がっていました。
すげえええ
おれたちアパッチ野球軍
各部の特色を活かした技とか繰り出してきそう
なんという極亜久高校
などなど、興奮の声があがっていました。
中には高校野球のレベルの偏りを憂う声もありましたが、目立ったのは「パワポケみたい」という声。
1999年にコナミから出ている『パワプロクンポケット』では、野球部に人材を集めるところからゲームが始まります。
サッカー部や音楽部、帰宅部の才能あるメンバーにかけあって、スカウトして、甲子園を目指すのです。
この双葉高等学校の快進撃はまさにリアル『パワプロクンポケット』と言っても過言ではありませんよね?ね?
とにかく、地区準優勝は見事の一言!双葉高等学校野球部の皆様と助っ人の皆様、あっぱれであります!!
画像はhttp://www.ashinari.com/2010/03/31-035455.php(足成)より引用