フロリダに移住した友人に感謝

  by あおぞら  Tags :  

 ZOOMミーティングが上手くいかず、スマホでしようと思ってもやはり上手くいかず、友人に助けてもらおうと電話をした。友人は昨年、ニュージャージー州からフロリダに移住し、自分の会社で一人で切り盛りしている。

 パソコンのZOOMでは音声も画像も出ずで、スマホでは映像は出るが音声は出ずで、パソコンの調子も悪いので新しいものを買った方がいいと言われ、明日仕方なく買いに行くことにした。ベストバイという日本で言うところのヤマダ電機みたいなチェーン店が徒歩で行ける範囲にあるのでそこで買おうと思う。

 アメリカに住む者同士日本語で話し合えるのは心強い。ただ、ニューヨークとフロリダと距離はあるけど仕方ない。お互いアメリカに来て、いろいろ苦労話などを話し合い、永住権(グリーンカード)を取った時のことを聞こうと思ったら、もう、グリーンカードではなく帰化したというのに驚いた驚いた。それも帰化してもう10年近くなるそうだ。

 この友人は行動的で以前は勤め人だったが、勤め人を辞めて自ら事業を興したった一人で健闘している。それにも驚かされるが、3年近く音沙汰がなく、先月、チョット話したくなって電話をしたら、すでにフロリダに移住済みで家まで購入したというのだ。それが先月のこと。

 先週電話で話すと、今住んでいる家を売りに出して、この夏新しい家に引っ越すと言う。これまた行動派すぎるじゃないか! このスピーディーな姿勢にいつも刺激を受ける。

 「アメリカ国籍になったことに対しご両親の反応は?」と聞いたところ、ご両親にはまだ言っていないそうだ。変に親に心配をかけたくないのだろう、そういう配慮もやさしい。

 電話を切り終えてなんだか取り残された気持ちになった。友人は行動的なので何かしらの変化が常にある。では、私はどうなのか? 自問自答すると落ち込んでしまう。

 電話で会話中、アンパンマンの歌詞じゃないけど「何のために生まれて、何のために生きるのか?」と言ってみたら「この世の7割くらいの人は同じ様なこと思ってるんじゃないかな…」この返しも嬉しかった。

 人生の低迷期の過ごし方は大切だ。一人で悩まず、もし、話を聞いてくれる人がいたら甘えていいと思う。もし、誰も話を聞いてくれる人がいなくても、それを受け止めてどうにか向き合って欲しいと思う。

 生きていればいいこともあれば、試練の時期もある。そういう時は、毎朝換気をして、掃除をして、幸せを迎える準備をしていればいい。それにそれ自体を面白がればいい。

 そういう時、樹木希林さんの言葉が浮かんだ、『おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい』。この言葉と話を聞いてくれたフロリダの友人に感謝した。

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