
日本の週刊誌、ハッキリ言うと週刊文春の餌食になった芸能人は、かの松本人志でさえ浮かばれず未だ沈黙を守っている。不倫とやらで週刊文春に書き立てられれば俳優生命に大きな影響が出る。週刊誌では大騒ぎされているのに、テレビでは、特に渦中の永野芽郁が出演するドラマ『キャスト』のTBSでは、通常、その週のニュースを放送する『サンデージャポン』でもスルーされたとのこと。活字とテレビでの扱いの違いに驚く人々。
『どうだろ?』と思う。田中圭が既婚者でありながら不倫を複数していたのは、ガ―シーこと東谷義和もかつての自身のYouTubeで言っていたし、今さらその切り抜き動画が頻繁に再生され、『あっ、そうなんだ…』と思わされる人々。
人気芸能人が素行が良いとは思えない。芸能人はかつては世間の”はみ出し者”が多かったから、今や時代が変わったと言えども、彼等は国家公務員じゃないんだから、一般常識がない人も当然いるだろうし、テレビコマーシャルをしていても自分に不祥事が起こった際の危機管理などそっちのけの、非常識人、厳しく言えば”考えの及ばない”残念な人もいて、そういう人達が今回世間を騒がせている田中圭と永野芽郁にではないだろうか。
ただ、もういいじゃないか!とも思う。日本の芸能界が倫理観を重視するなら彼らを一切使わなければいいだけで、世間でもよくある不倫を芸能人がしたことは今に始まったことではないだろう。狩野英孝みたいに何度もスキャンダルを起こしても消えない芸能人もいるし、昭和には勝新太郎という問題行動が多いが復活するチャーミングな大物俳優もいた。
芸能界に生きていながら、人気者ゆえ週刊誌に狙われることもわかりつつ、それでも自分の感情のまま動く動物的な人は、世間がアウト!となればもう仕方ないのだ。芸能界は自力の実力ではなく圧倒的に”他力の世界”なのである。そこをわかっていないとね。
多くの広告に起用されていることへの責任感はなかったのか? ウィキペディアで調べてみると永野芽郁が現在放映中のCMは以下の通り
ジェーシービー
湖池屋「湖池屋プライドポテト」
HOYA 「アイシティ」
コーセー「雪肌精 クリアウェルネス」
花王「フレア フレグランス」
SUNSTAR
クレンジングペースト「集中美白」篇
クラシエホームプロダクツ「いち髪」
三菱重工業「カーボンニュートラルの旅人」篇
サントリー食品インターナショナル
伊右衛門「二人の茶匠」篇
サントリー天然水 FRUIT-SPARK グレフル&レモン
モスバーガー
P&Gプレステージ「SK-II」 – グローバルアンバサダー
NTTコミュニケーションズ「ドコモビジネス」
サントリー「トリスハイボール」
上記企業に同情する。北川景子がかつて出演していた三菱重工業は、お父さまの勤務される会社、芸能人としてのCMより、家族としての並々ならぬ責任感があった筈だ。奇しくも北川景子も永野芽郁も同事務所だが、同じ職業の女優としても人間的器が違うのだろう。
田中圭と永野芽郁のスキャンダルだが、どうも女優の方が分が悪い。加えて二股も報じられ踏んだり蹴ったりである。まぁ、事実であれば自業自得なのだが、それにしてもあまりにもアンプロフェッショナル。
双方、その不倫について否定の声明を出したが、週刊文春も相当調べ上げて、また証拠写真も握っているので子供じみた言い訳は更なるイメージダウンにつながる。
芸能界ってまさにジャングル、生存競争。人気女優が下手すれば、その分、そのポジションを誰かが埋めることになる。昨年2024年のCM女王のランキングで永野芽郁は6位、他6位には綾瀬はるか、IKKO、長澤まさみもいるが、昨年は24歳だった女優の大健闘。
失うものが多すぎないか? 女優は危機管理もできてホンモノの女優となる。気の毒でならないが自業自得であった。