営業職から制作職へ、ポンコツ女子がキャリアチェンジできた理由 -1-

  by natsu*  Tags :  

1. 転職をするには覚悟が必要

新卒で入社して6年間勤めた会社を辞めました。

普段から「仕事やだなぁ~。辞めたいなぁ~。」とは思っていましたが、6年も同じ会社で仕事をしていれば、多少の思い入れもありますし、力の抜き方も覚えます。良くも悪くもぬるま湯な職場からなかなか抜け出せずにいました。

「仕事はお金をもらうための手段でしかない」そう割り切って働いていたつもりですが、やりがいのある仕事、苦痛な仕事というのが見えてくるようになりました。結婚して、寿退社して、専業主婦になるのであれば苦痛な仕事でも我慢できたかもしれませんが、そんな予定はありません。すべて養ってくれるような男性を探すのは至難の業なので、仕事を続けることになるでしょう。そうすると、苦痛な仕事よりもやりがいのある仕事をしたいと思うのは当然です。

転職を考えたときに、会社に残った場合と辞めた場合のメリット・デメリットを書き出しました。

■残った場合のメリット
・仕事における力の抜き方を分かっている
・仲の良い同期、先輩がいる
・仲の良いお客様がいる

□残った場合のデメリット
・業務以上の仕事が降りてくる
・気が合わない上司がいる
・理不尽なお客様がいる
・残業代が出ない
・休日出勤が多い
・業務内容が変わった
・会社が引っ越す

■辞めた場合のメリット
・やりたくない仕事から解放される
・興味のある仕事に挑戦できる
・土日出勤なし、残業代ありなど働き方を選ぶことができる

□辞めた場合のデメリット
・次の職が本当に見つかるか分からない

残った場合、メリットよりもデメリットの方が多い結果となりました。転職を考えているのだから当然の結果ですけどね。書き出すことで可視化できるので、客観的に自分の現状を見つめることができます。また、辞めた場合のメリット・デメリットに関して、数は多くないですが大切なことばかりです。特にデメリットの「次の職が本当に見つかるか分からない」、この不安は転職活動中ずっと付き纏います。だからこそ私は、働きながら転職活動をすることに決めました。

退職をして転職活動に専念するという方もいるかもしれませんが、私は仕事を続けながら転職活動を進めました。都内で一人暮らしをしていることもあり、無職になると生活ができなくなってしまいます。もし転職先が見つからなかったら、そのまま会社に残るという選択肢もあります。いわゆるリスクヘッジです。仕事をしながら、面接の時間を捻出するのは大変でしたが、結論としてはすぐに辞めなくて良かったと思っています。

転職活動は決してラクなものではありません。ですが、働き方や自分自身が仕事において求めているものは何なのかを再認識できる良い機会でもあります。転職したいと思う原因は何なのか(ex. 仕事内容、人間関係、制度etc.)。その改善策はないのか(ex. 異動願いを出す、信頼できる人に相談する etc.)。転職をしても気が合わない上司の部下になるかもしれないし、仕事が忙しくて残業が多いかもしれません。現状より良くなるはずだと思って転職をしたはずなのに、辞めなければ良かったと思ってしまうのは本末転倒です。転職活動を成功させるためには覚悟が必要です。転職のメリット・デメリットを認識した上で、より自分らしく働ける場所を探す行為が本当の転職活動だと思います。

東京在住、制作系の仕事をしている独身アラサー女子です。 ジャニーズと美容とお酒が好きなヲタク。最近はアニメ、ゲーム、海外ドラマにも触手を伸ばし、休日は絶賛引きこもり中。年に1度行く海外旅行が自分へのご褒美。

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