米国フロリダ州ブレーデントン在住のペギー・ヒル(62歳)が男性警察官の鼻にキスをして逮捕されました。米国のニュースサイト『The Smoking Gun』が報じています。
事件が起きたのは6月29日。ヒルと隣人が囲いについて言い争っているとの通報があり、マナティー郡の保安官代理隊(警察官に相当)が出動。やってきた巡査部長の男性がヒルに事情を聞くと、彼女が近付いてきて、嫌がる巡査部長の鼻に無理矢理口を付けたそうです。
警察が作成した報告書によると、キスされた警官歴18年のベテラン巡査部長は「女(ヒル)から離れて、つばの付いた鼻を拭って」(報告書の記述)、同行していた部下と協力し、彼女を“紳士的に”地面に伏せさせて手錠を掛けたとのこと。
事情聴取でヒルは「彼(巡査部長)は攻撃的な態度だった。その時、鼻にキスしようという考えが浮かんだ」と供述する一方、「なぜ離れなかったのか」という問いに対しては無言を貫いているそうです。また、警官が訪れる前にワインを3杯ほど飲んでいたとも話しており、酔っぱらって事件を起こした可能性もあります。
重度の暴行罪の疑いで逮捕されたヒルですが、日本でもキスを暴行と認めた過去の判例が。今回の事件は「男性の意思に反して…」ですが、東京弁護士法律事務所によると、広島高裁松江支部や東京高裁などは「女性の意思に反して無理矢理接吻(キス)する行為」を暴行と認定しています。
画像: 米国のニュースサイト『The Smoking Gun』のキャプチャ
http://www.thesmokinggun.com/buster/cop-kiss-results-in-felony-battery-charge-786543
参照: 東京弁護士法律事務所ホームページ
http://seihanzai-bengo.com/seihanzai/rape/kyosei-waisetsu/