いつもと違うものを食うシリーズ。今回はカレーライスの名店『とんかつ山家 御徒町店』(東京都台東区上野6-2-6)で、大ヒレカツ定食+エビフライ+カキフライを食べる。
あえて大ヒレカツ定食+エビフライ+カキフライを食う
みんなはどうかは知らないが、基本、ここではロースカツ定食を食べる。そもそもお店はロースカツを推しており、店頭の看板にも「ロースカツ定食」がいちばん大きく掲示されている。とにかくロースカツを食べてほしいお店。
そこで、あえて、大ヒレカツ定食を食べる。さらにエビフライとカキフライも食べる。ロースカツは食べない。
並んでるときに店員さんがオーダーを聞いてくる
人気店なので、店内に入ってからも並ぶ。並びながらも、店員さんがオーダーを聞いてくるので「大ヒレカツ定食とエビフライとカキフライください」と伝える。ご飯を少なめにしてほしいときも、このときに伝える。
お茶のおかわりが欲しいときは店員さんに伝える
着席すると、お茶、漬物、ご飯、味噌汁の順番でテーブルに出される。そしてラストに揚げ物がやってくる。ちなみにお茶は申告制なので、おかわりが欲しいときは店員さんに伝える。ときどき、店員さんが「お茶いりますか?」と聞いてくるときもある。
目の前にやってきた大ヒレカツ定食+エビフライ+カキフライ。大ヒレカツとしてヒレカツが3枚盛られている。エビフライはそこそこ大きめでザクザク衣。カキフライはやや大粒に思えるサイズ。不満はない。
ヒレカツが驚くほどフワフワで綿のような柔らかさ
ここのトンカツは、どれもソースなしで美味。なので、最初はソースなしでそのままザクザク衣と肉の旨味だけで堪能する。ヒレカツが驚くほどフワフワで綿のような柔らかさ。何かしら下ごしらえの段階で柔らかくしている感がある。職人技だ。すごい。
塩は液体ではないので衣のクリスピーさを失わない
ライスにプレーンなヒレカツをのせて食べつつ、次は塩をかけて食べる。塩は卓上にないが、店員さんにお願いすると塩の小瓶がもらえるのでソレをかける。塩が油の旨味を引き立てるのがわかる。肉より衣の旨さを引き立ててる気がする。シャクシャクとし食感が心地よい。塩は液体ではないので、衣のクリスピーさを失わないから良い。
濃いめのソースのパワフルな酸味がヒレカツにマッチ
次にソースをかけて食べる。ソースは少なめで十分足りる。水滴を少しずつ落とす感じでヒレカツにかけていく。ソースのかけすぎは衣や肉の旨味を隠してしまうから。濃いめのソースのパワフルな酸味がヒレカツにマッチ。ずっとソースだと疲れるが、2切れほどはソースで食べたい。
ヒレカツにタルタルソースたっぷり
エビフライとカキフライをオーダーしたので、タルタルソースがついてくる。これはトンカツにとってボーナス。ヒレカツにタルタルソースをたっぷりと塗って食べる。これはこれでウマイ。
ひとつのプレートに盛られているご馳走の集合体
ラストに残しておいたエビフライとカキフライを食べる。同じ揚げ物でも、トンカツとエビフライとカキフライはまったくの別物。「衣に包まれている」というだけでひとつのプレートに盛られているご馳走の集合体。その贅沢っぷりを感じながらシャクシャクと食べ進める。
いつもと違うものを食べて新たな感動を知る
『とんかつ山家 御徒町店』の魅力は、確かにロースカツだ。主役と言ってもいい。ロースカツこそ至高。だからこそ店もロースカツを強く推している。だがしかし、あえて大ヒレカツ定食+エビフライ+カキフライを食べることで、新たな感動を知ることができた。
お気に入りばかり食べるのもアリ! だがしかし
好きな店ほど、同じものを食べ続けてしまうもの。お気に入りばかり食べてしまうもの。それはそれで幸せなことである。何も間違ってない。正しい。人それぞれ。
しかし、ちょっと冒険をして「今回だけは別の物」をオーダーすると、その店の知られざる魅力を知ることができるかもしれない。
いつもと違うものを食うシリーズ。ロースカツの名店でヒレカツとエビフライを食う! うまい、うますぎる。 pic.twitter.com/muwF6bNnci
— クドウ秘境メシ (@kudo_pon) October 20, 2024