AD775

  by kunnta21  Tags :  

西暦775年ころ 地球では過去3000年間で最大クラスのガンマ線バーストの記録が見つかったそうです。大気中の放射性炭素14の濃度が急激に増加したことが、名古屋大学の太陽地球環境研究所
20代の若い大学院生が 屋久島の屋久杉の切り株から見つけたそうで、 この大発見は 科学雑誌Natureにも取り上げられ、このAD774からAD775の1年におきた宇宙線の増加量は通常の20倍以上というもので もし今起きたなら 現在文明を破滅に追い込む可能性があるといいます。

ところが この最大規模の宇宙線の増加という出来事を説明できる資料や 記録は何一つないのだそうです。 超新星爆発がこの時期におきたという痕跡もまったくないそうですし、太陽フレアの可能性もないとの事、太陽フレアであるのなら 大規模なオーロラの発生などが考えられるそうですが 当時の記録を記した 日本書紀をはじめ 中国の書籍や文献、イギリスの記録などにも特異な現象をしるす記録はないのだとか・・・・・・

南極の日本の極地研究施設の 富士基地での過去の氷・アイスコア資料から得られた宇宙線生成核種のベリリウム10の30年値でも同様な増加がみられることから、屋久杉で得られた現象は地球外の宇宙線によって全地球で起きていたと考えられるとのことです。 やはりAD775には何かの宇宙からの影響があったことが大気成分からも確認できるそうで 何かがあったのです。

研究チームによると、西暦774-775年の炭素14濃度の急増は、通常の太陽活動の11年変動による銀河宇宙線の変化に比べて20倍も大きな変化率だという。その原因として、地球から近傍での超新星爆発によるガンマ線の大量放出や、太陽表面の大爆発(スーパーフレア)による高エネルギー陽子の放出も考えられるが、地球までの距離と放出エネルギーの関係や、スーパーフレアの現実的な発生の可能性などから、現在のところは不明だ。

研究チームは、現在、太陽活動が非常に不活発になっており、地球環境に及ぼす影響が議論されている。「過去の大きな宇宙環境の変化と地球環境との関連を解析することは、将来の地球環境の変動を予測するためにも重要だ」と話しています。

「西暦775年のミステリー 宇宙 謎の大事件」
http://www.nhk.or.jp/space/program/cosmic_130606.html

インテリア建築デザイナーをしています。 業務の傍ら 日々配信されるニュースや出来事に興味を持ち、ブログやSNSなどに自分の考えや意見を書かせていただいています。 特に町作りや教育問題には興味があります。 個人的にも地域の町作りにボランティアなどを通じて取り組んできました。

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