放送前から話題だったアニメ『進撃の巨人』。
その反響が伝わってくる動画がYou Tubeやニコニコ動画で投稿されている。
『進撃の巨人』は別冊少年マガジンで連載され、コミックの累計発行部数も1200万部に達している。
巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人間は高さ50メートルの巨大な壁が築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた…。まだ見ぬ壁外の世界を夢見る10歳の少年、エレン・イエーガー。エレンは仮初の平和に満足し外の世界へ出ることを諦めた人々に違和感を覚える。彼らを「家畜」と呼ぶエレン。エレンを「異物」と感じる人々。だが、壁を超える超大型巨人の出現により、エレンの「夢」も人々の「平和」も突如として崩れ去ってしまう…。
立体起動装置(腰のベルトに装着させているアンカー付ワイヤーをガスで射出させる装置)で疾走するシーンも迫力満点。ストーリーや世界観もわかりやすく、実写映画化の公開も来年に予定されている作品だ。
※この先はネタバレを含みます。
特に第5話『初陣』が放送された直後の外国人の反応が面白い。
主人公のエレンは母親を巨人に殺され、復讐を誓い、正義感と強い信念を持った正統派のキャラクターだ。エレンは巨人に食べられそうになっている仲間を助けるために口の中へ入り、ケガを負っている体で仲間をなんとか外へ放り投げる。
すでに夢中になっている外国人達は、エレンが巨人の口の中で踏ん張っているシーンで「ゲットアウト」と声援を送っていた。エレンの成長と共に物語が進行していくと誰もが思っていた。が、巨人の口は閉じられ、エレンの腕が飛び散る。その瞬間、「オーマイガット!」と叫んだり、テレビから立ち去ったり、絶句したり、外国人の反応はとてもユニークだ。まだ5話目でタイトルも『初陣』だったことを考えると、ショッキングな内容だったに違いない。
海外の人達がこれだけ日本のアニメに夢中になってくれるのはうれしいかぎりである。
また、オープニングの『紅蓮の弓矢』の シングルが7月に発売されるのだが、それを待てないはやる気持ちを抑えきれないのか、ニコニコ動画にある『進撃の巨人のOPに中毒になる動画』(OPが何度もリピートされるように編集された動画)の再生数は、4月7日に投稿され、すでに350万を超えている。
この作品が社会現象になりつつあると感じるのは、筆者だけだろうか?
(動画を視聴したい方は下のURLからご覧いただけます)
画像:You Tubeに投稿されている動画をキャプチャー(http://www.youtube.com/watch?v=iaYqjVJvHgk)