22日放送の『ジョンソン』(TBS系)で行われた大型企画は、かつての前身番組『リンカーン』(同系)を思わせる大スケールなものだった。
この日の企画は、山梨と静岡の両県にまたがってそびえる世界遺産・富士山が、果たしてどちらのものか大綱引きで決着するというもの。番組のために特別に作られた300メートルの大綱で、静岡県富士宮市、そして山梨県富士吉田市それぞれの市民に戦ってもらった。
そこで『ジョンソン』メンバー8人が静岡チームと山梨チームにそれぞれ分かれ、参加してくれる市民をスカウト。静岡チームは地元の高校の相撲部、柔道部などを訪ね歩き、屈強な部員をスカウトしたり、ボディビルジムを突撃訪問して同じく逸材を引き抜いて行った。
対する山梨チームは富士急ハイランドへ向かうも3人しか集まらず。そこで地元出身のニューヨーク嶋佐和也が急きょ、市役所に勤めている、ウエイトリフティングでインターハイに出場したこともある同級生のもとを訪れたり、ガイドの奥さんが地元のテレビ局でディレクターをしているということで、夕方の生放送番組に飛び込み出演して参加を呼び掛けた。
こうして両チームが人材確保に奔走。3週間後の決戦を待った。当日はメインマッチである大綱引きの前に、透明な大玉の中に『ジョンソン』メンバーが入って転がしてもらう「100m人間大玉転がし」や、クレーンに吊るされたメンバーめがけて玉を投げる競技なども行われた。
そして夕方6時、いよいよ大綱引きへ。山梨側に集まったのは239人、静岡側は226人、総勢465人による直接対決がスタート。すると参加人数は少ないものの静岡側が奮闘し執念の勝利。もちろん“企画”なのでノーサイドということで、最後は握手してお互いの健闘を称えた。
ネットでは「面白かった」「感動した」「めちゃめちゃテレビで楽しかった!」「両県民の本気が伝わってきて良かった」といった声が寄せられている。テレビならではの大型企画を今後も期待したい。