【話題】火災で全焼したゲームセンターが再建へ / レトロゲーム秘密基地の店主「もう一度 作りたいです」

2023年12月にオープンしたばかりのゲームセンターが2024年2月に全焼した。レトロゲームがメインのゲームセンター『レトロゲーム秘密基地』(青森県十和田市稲生町14ー43)である。

店主「ものの数時間で全て失くなりました」

店主は火災について公式X(旧Twitter)で詳細を報告しており、多くの人たちから励ましと応援の声が寄せられていた。店主が語った「最初の筐体を入手してから約10年かけて作ってきたものが、ものの数時間で全て失くなりました」という言葉から、計り知れない悲しみが伝わってくる。

<レトロゲーム秘密基地のXツイート>

「火災発生から半日かけてようやく鎮火。最初の筐体を入手してから約10年かけて作ってきたものが、ものの数時間で全て失くなりました。資金が無くなりかけたり、お客さんが来なかったりしても何とか乗り越えてきましたが、こんな終わりになるとは想像もしませんでした」

「火災発生直後に駆けつけて服や日用品を買ってくれたり、当面の生活資金を渡してくれた常連さん、住む場所を提供して下さった地元の知り合いの方、本当にありがたく思います。そして連休を楽しみにして下さった方、GWなど今後来店を予定していた方々には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」

「本日、近隣から火災が発生、屋根を伝って炎症して、当店にも燃え移りました。当店もほぼ全焼、機材の安否は不明、もうこの場所での営業は出来ないかと思います」




『レトロゲーム秘密基地』が復活へ向けて動き出している

店主が「こんな終わりになるとは想像もしませんでした」と悲しみの声をツイートしてから1か月以上が経った2024年4月16日、『レトロゲーム秘密基地』が復活へ向けて動き出していることが判明した。

応援する他の人たちも協力

店主は自身の公式Xで「やっぱりあの場所がないことを寂しく感じてしまいます。もう一度、作りたいです」とツイート。他の人たちからの協力もあって「まだまだ遠いですが、ようやく再建への道筋が見えてきました」ともコメントしている。

<レトロゲーム秘密基地のXツイート>

「火災で店が消失してから、もうすぐ2か月になります。あの日のショックからはまだ立ち直れていませんし、心の整理も簡単にはできませんが、少しずつ平穏を取り戻しています。気持ちが落ち着いてくると、やっぱりあの場所がないことを寂しく感じてしまいます。もう一度、作りたいです」

「先日、基板を多数所有されている方とお会いして、それらを店に使っても良いというお話を頂きました。また、知人の事業者の方からは市内のある施設跡を筐体保管場所、メンテナンスの拠点として使わせていただけることにもなりました。まだまだ遠いですが、ようやく再建への道筋が見えてきました」


あの日のショックからはまだ立ち直れていません

再建へ向けて動き出したお店。店主は「あの日のショックからはまだ立ち直れていません」とも語っていることから、まずはメンタル面を第一に考えつつ、マイペースで進め、再オープンに向けて動いてほしい。

そう思っているファンは少なくないはずだ。今後も『レトロゲーム秘密基地』、いや、店主のゲームに対する情熱を応援していきたい。



※冒頭イメージ画像はフリー素材サイト『写真AC』より

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