全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。冷凍ラーメンの進化が止まらない。コロナ禍を境に技術の進化が目覚ましく、本当に美味しい新商品が日々多数発売されている。
セブン-イレブンで3月から順次発売している「横浜家系ラーメン」もその一つ。鍋もいらない、器もいらない、袋から出さなくてもいいという、とんでもなくお手軽な冷凍ラーメンのシリーズで、「天外天」や「喜一」監修の商品が既に人気になっており、ここに来て家系ラーメンの新作登場ということで注目していた。
パッケージの端を少しめくり、レンジで500Wで9分30秒、600Wで9分00秒、1500Wで3分10秒チンすれば完成。中の器がセパレートされており、上側に具材とカキ氷状のスープが入っている。レンジで温めている間にスープが溶けて麺の上に注がれ、いい具合に麺が仕上がるという非常にイノベーティブな構造。これは大変に苦労したと思う。
レンジから出すとほんのり豚骨のいい香り。チャーシューとほうれん草を移して完成だ。
意外にもオールドスタイルな味わいの家系ラーメン。今流行りの濃厚系とはまったく違う、じんわりとした味わいだ。実に玄人好みというか古いファンも喜びそうな仕上がりだ。
平打ちの太麺もいい茹で加減。
「天外天」でも感じたことだが、このシリーズは実にじんわり仕上がっているのが特徴。冷凍ラーメンにも幅が出てきて、これからがますます楽しみだ。