『テルマエ・ロマエ』に盗作の疑惑?
『コミックビーム』(エンターブレイン)にて2008年2月号から2013年4月号まで連載された。人気漫画『テルマエ・ロマエ』(作:ヤマザキマリ)が、小学生向け学習漫画に酷似していると話題になっています。
似ていると言われているのは2001年に発売された『小学科学クイズ 世界の発明・発見』(作:前田穂)。
『テルマエ・ロマエ』と『小学科学クイズ 世界の発明・発見』
『テルマエ・ロマエ』(作:ヤマザキマリ)
古代ローマ時代の浴場と、現代日本の風呂をテーマとしたコメディです。入浴文化という共通のキーワードを軸に、現代日本にタイムスリップした古代ローマ人の浴場設計技師が、日本の風呂文化にカルチャーショックを覚え、単行本では、各話の間に、風呂に関する歴史資料や、作者の体験が書かれたコラムが掲載されている。(一部ウィキペディアより引用)
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『小学科学クイズ 世界の発明・発見』 (作:前田穂) P11「水道」より
ローマ人が水道工事をしていたら、現代のお風呂の水道に流された設定となっています。
この件に対しネットでは「確かに似ている」「予想以上にパクリだった」との反応と、「ヒントを得たかもしれないが」「これだけでパクリというのは」との反応とで、物議を醸しています。
ヒントを得た可能性はあると思うけれど、これを“パクリ”と言うのは少し乱暴な印象です。
そもそも、盗作とはどんな事なのでしょうか?漫画や小説、様々な創作活動にタブーとされているのが“盗作”。いわゆる“パクリ”です。しかし、よほどあからさまでないかぎりはっきりと“パクリ”とは断定できないのも盗作の特徴。ただ“似ている”というだけで“盗作”とは言えないのではないでしょうか?
(写真/文:Renka)