大阪王将の「ニンニク肉肉肉チャーハン」のチャーシュー量が極端に少なかった件 / 本部に話を聞いてみた

  by クドウ@地球食べ歩き  Tags :  

大阪王将が創業55周年記念メニューとして期間限定販売をしている「ニンニク肉肉肉チャーハン」(1280円)。並盛りでチャーハン200グラム、チャーシュー230グラムという大盛りっぷりが特徴だ。さらにチャーシュー量が多い「ニンニク肉肉肉チャーハン倍撃」(1980円)はチャーシュー量が並盛りの2倍となる460グラムの超ド級のデカ盛りとなっている。

公式メニュー写真と比べてかなりチャーシューが少ない

しかし、インターネット上では、チャーシュー量が少なすぎてガッカリしたという声が複数出ており、物議を醸している。実際に筆者もニンニク肉肉肉チャーハン倍撃を食べてみたが、公式メニュー写真と比べてかなりチャーシューのボリュームが少なかった。チャーハン量も少ないように思える。しかもチャーシューの色も公式メニュー写真と大きく違う。

改めて別店舗でニンニク肉肉肉チャーハン倍撃をオーダー

あまりにもチャーシューが少なかったので、改めて別店舗でニンニク肉肉肉チャーハン倍撃をオーダー。目視では、前回よりも肉量が多いように見えるニンニク肉肉肉チャーハン倍撃がテーブルに出された。なかなかのチャーシュー量である。とはいえ「倍撃！」といえるほど多いかというと微妙なところ。

公式の460グラムよりはるかに少ない

そこで気になったのは、とはいえ、本当に公式が発表しているチャーシュー量があるのかどうか、という点である。そこでニンニク肉肉肉チャーハン倍撃の重量を量ってみた結果、ニンニク肉肉肉チャーハン倍撃の重量は皿も含めて1050グラムだった。そしてチャーシューを抜いた重量は753グラムだった。つまりチャーシューの重量は297グラムということになる。公式の460グラムよりはるかに少ない。

調理スタッフに商品レシピと基準の周知を徹底できず

この件について大阪王将に話を聞いたところ、調理スタッフが並盛りと倍撃を間違えて作っている可能性もあるという。しかしいちばんの問題は、調理スタッフに対して商品レシピと基準の周知を徹底できていなかったことにあるとのこと。

ニンニク肉肉肉チャーハン倍撃をオーダーしたのに量が少ない場合は「並盛りと倍撃を間違えて作っている」か「調理スタッフの調理法(レシピ)にブレがある」のどちらかだろう。

＜大阪王将に聞いて以下のことがわかった＞
量が少ない場合は並盛りと倍撃を間違えて作っている可能性もアリ
調理スタッフに商品レシピと基準の周知を徹底できていなかった
店舗によってレシピが違うことはない(全店共通レシピ)
公式メニュー写真は「並盛り」のサイズ

今回の騒動は結果として良かったのでは

大阪王将は改めて仕込みや調理を見直して徹底していくという。つまり、今回の騒動で問題視されたのは事実だが、それによってニンニク肉肉肉チャーハンが改善されることになる。ある意味、これからは安心して「正しい量のニンニク肉肉肉チャーハン」が食べられるし、結果として良かったのではないだろうか。

すでに改善されているはずなので、今後はチャーシュー量が少ないということはないと思うが、もし極端に量が少ないと感じたら、店員さんに「これは倍撃ですか？」「チャーシュー量は正しいですか？」伝えるのはアリだ。何も恥ずかしいことではない。

おいしく食べつつ創業55周年を祝いたい

ニンニク肉肉肉チャーハンの量は問題視されたが、味は問題なくおいしく食べられるものだった。改めて大阪王将に出向き、正しいボリュームのニンニク肉肉肉チャーハンを食べて、創業55周年を祝いたいところだ。

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