店頭では地味だが激ウマ! セブン-イレブン「炒め野菜の辛味噌ラーメン」は1/2日分の野菜が摂れるノスタルジックな味噌タンメン

  by 井手隊長  Tags :  

全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。セブン-イレブンのチルドコーナーは今「名店グルメの祭典」シリーズを激押し。その他レギュラーの名店監修がひしめく中、9月13日にちょっと地味な新商品が発売された。

その名も「炒め野菜の辛味噌ラーメン」
名店の監修ではなく、セブン-イレブンのオリジナル商品で、他の目立つ商品に比べてちょっと申し訳なさそうにチルドコーナーに並んでいる。ギラギラ感のないパッケージの目立たない奴だが、どうも気になって購入。490円(税抜)というお値打ち価格だ。

「1/2日分の野菜」を使用しているのがウリ。厚生労働省によると1日に必要な野菜は350gと推奨されているので、175g程度の野菜が入っていることになる。これは嬉しい。

そしてど真ん中に鎮座する辛味噌がポイント。パッケージをよく見ると、「辛味による刺激が大変強いので、お子様や辛味が苦手な方の飲食には十分ご注意ください」という注意書き。ここまで書かれると少しビビってしまう。

レンジでチンしてオープン。

野菜たっぷりでチャーシュー類は潔く一切無し。麺は太めのモチモチ麺だ。辛味噌を溶かずにまずはそのままいただく。少し甘さのある味噌スープはいい意味で昭和感のあるノスタルジック系。“どさん子”が好きだったオールドファンの方ならたまらない味わいだ。

炒め野菜はシャキシャキ感を残しつつ、スープに浸して食べると少しずつクタッとしてくるのが良い。麺のモチモチ感とのコントラストが良い感じで、食べ飽きない美味しさだ。

そして辛味噌を溶かすとジャンク感が増し、いい味変に。辛さが苦手でなければ全部溶いても美味しい。店頭の地味なイメージを払拭するクオリティと美味しさで、大満足。

今年、“どさん子”が市ヶ谷に新ブランド“札幌タンメン べジ達”という味噌タンメンのお店をオープンして話題になっているが、この商品も味噌タンメンっぽい一杯になっていて、ノスタルジック味噌スープのタンメンの流れを感じる。

世代を超えて美味しい一杯。ちょっと地味だが、ぜひお試しあれ。

井手隊長

ラーメンライター/ミュージシャン 全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。東洋経済オンライン、AERA dot.、Rettyグルメニュース、favy、るるぶNEWSへの連載のほか、番組・雑誌の出演・監修、コンテスト審査員、イベントMCなどで活躍中。自身のインターネット番組、ブログ、Twitter、Facebookなどでも定期的にラーメン情報を発信。 その他、ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。

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