全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。セブン-イレブンで2月に開催されていた「中華フェア」。名店“四川飯店”の担々麵と麻婆麺が発売されていたが、なんと3月以降も販売が延長している。
“四川飯店”は1958年に陳建民氏が東京・田村町(現在の西新橋)で創業(現在は閉店)。1960年に六本木、1970年に赤坂にオープンし、全国各地に店舗展開していった。日本各地に四川料理を広めていったパイオニアとして知られ、恵比寿で開いていた料理学校では15000人以上の卒業生がいるという。
今回はセブンイレブンで発売中の「麻婆麵」をレポートする。
売り場に並んでいる時点で、麻婆の色合いがタダモノではない雰囲気。パッケージには「辛味による刺激が大変強いので、お子様や辛味が苦手な方の飲食には十分ご注意ください」と注意書きが。これがまた期待感を増幅させる。
レンジで500Wで5分30秒、1500Wで1分50秒チンすれば完成。麺とスープはセパレートになっているので、お店でチンしてもらっても麺が伸びず安心だ。
もったりとした麻婆餡がたっぷりでとても贅沢。スープは少なめで、麻婆がスープに溶け出さないのもポイントが高い。花椒がビリッと効いていいシビレ感があり、辛味もしっかりで本格的な味わい。豆腐は国産で、たっぷりの挽き肉も嬉しい。
スープは醤油ベースで鶏ガラの清湯系。汁そばとまぜそばの中間ぐらいの雰囲気で、麻婆をあくまで主役に立て、ごまかしのない構成になっている。麺はチリっとした食感が特徴で、食べ応えもしっかり。
ライスをつけておかずにして食べるのもオススメ。麻婆好きは必食の一杯だ。コンビニでここまで本格的な麻婆が食べられるのは驚きだ。