ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2022年12月)

  by 井手隊長  Tags :  

全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が12月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!

第5位:らぁ麺や RYOMA(飯田橋)

以前、新井薬師前にあった“RYOMA”が昨年8月に飯田橋に移転オープン。神楽坂を飯田橋側から少し上がったところにある。

「ワンタン麺」を注文。具は豚チャーシュー、鶏チャーシュー、ワンタン4個、青ネギと豪華。麺は細めストレートの三河屋製麺製。

煮干しと節の旨味が溢れる醤油スープで、大山鶏の丸鶏とゲンコツの動物系スープが少し厚みを効かせている。いわゆる少し前に流行った感じのラーメンだが、完成度は高い。大ぶりの豚チャーシューやワンタンの仕上がりも素晴らしい。

第4位:つけ麺 神儺祁(ジンダギ)(西巣鴨)

 
西巣鴨から池袋方面に少し行った明治通り沿いに新店が登場。熊本の人気店“魚雷”の初進出で、店名は「神儺祁」

「つけ麺(カレールー付き)」をいただく。麺の茹で時間が10〜11分ほどかかるので少し待つ。麺量は小中大同料金で、今回は中で注文。

麺、スープのほかに、ソースポットでカレールーが出てくる。具はチャーシュー、メンマ、のり、ネギ、ゆず皮。麺は極太ストレートの三河屋製麺製。

まずはカレーを入れず、通常のつけ麺をいただく。濃厚豚骨魚介で、東京でも流行っている濃厚つけ麺。新しさはないがとても美味しくいただけた。

麺が半分終わったら麺の上にカレールーをかけてよく混ぜていただく。いわゆるドロドロしたカレーというよりは、油もしっかりとしたカレーダレっぽい雰囲気。味変としてとても美味しく、アイデア賞の一杯。

第3位:手打 会津ラーメン 白虎(千葉・旭)

1982年創業。店の佇まいから見ても只者ではない雰囲気。会津の“うえんで食堂”の親戚が営むお店。手打ち麺で、ラーメンの他にも焼きそばや冷しも同じ麺で提供している。

「会津ラーメン」を注文。具はチャーシュー、ナルト、メンマ、ネギ、ワカメ。麺は極太の手打ち麺。

鶏の旨みじんわりスープに手打ちの極太麺が最高に合う。手打ちのこの縮れ感があってこそ極太麺がスープに馴染むのだ。そしてチャーシューも最高の仕上がり。店主はだいぶ腰が悪そうだったが、ムリせず頑張って欲しい。

第2位:ときわ亭(浦和)

さいたま市役所と警察署の近くにある人気店。

「台湾らーめん」を注文。ライス無料。具はひき肉、ニラ、ネギ。麺は中細ストレートの三河屋製麺製。

ラー油が結構入っているが辛すぎず、ベースのスープがしっかりしていてとても美味しい。大きめのひき肉と、かなり細かなニラとネギのコントラストがとても良い。

スープは決して濃厚ではないがライスにもとても合う。美味しくて結局スープをほとんど飲み干してしまった。他のメニューも気になるところ。名店。

第1位:中華ソバ 坂本(銚子)

銚子電鉄の観音駅近くにある、銚子では一番有名なお店。創業から65年の老舗だ。繁盛していて地元のお客さんで店内はいっぱい。

「ラーメン」を注文。具はチャーシュー、メンマ、ノリ、ナルト、ネギ、ほうれん草、昆布。麺は中ストレート。

じんわりの動物系で昆布など魚介がほんのり効いており、とても美味しい。チャーシューもメンマも最高。

そして、これまた最高だったのが「カレーライス」。しっかりとした盛りで、おそらくルウから手作りしたもったりとしたカレー。素朴だが素晴らしい美味しさ。

安いし旨いしこれは繁盛して当然。地元のお客さんであふれる、活気のあるいいお店。

※こちらのランキングは筆者のYouTubeでも紹介しています。合わせてチェック!

井手隊長

ラーメンライター/ミュージシャン 全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。東洋経済オンライン、AERA dot.、Rettyグルメニュース、favy、るるぶNEWSへの連載のほか、番組・雑誌の出演・監修、コンテスト審査員、イベントMCなどで活躍中。自身のインターネット番組、ブログ、Twitter、Facebookなどでも定期的にラーメン情報を発信。 その他、ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。

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