全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が11月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。
それでは発表します!
第5位:家系ラーメン 箕輪家(中野)
幻冬舎の書籍編集者でインフルエンサーの箕輪厚介さんがオーナーを務める横浜家系ラーメン店が中野にオープン。店長の丸山氏は“博多ラーメン でぶちゃん”で修業。
「箕輪家ラーメン(並)生ほうれん草Mix増」を注文。お好みはすべて普通。オールドスタイルな味わいで、今流行の濃厚系や醤油の強い家系ラーメンとは違うが、これはこれで嬉しくなる。卓上に“王道家”の無限ニンニクと刻みショウガが置いてあることも驚きだ。
この中野店のみならず、これからも様々な仕掛けで楽しませてくれるはずだ。
第4位:MY OSHI 03(ベトナム・ハノイ)
岩手・盛岡の「キムチ納豆ラーメン」でおなじみ“柳家”がベトナムのハノイに唯一の海外展開をしている。路地裏にあって分かりづらい場所だが、日本人客は5%ぐらいで基本は地元客が来ている。
一番人気は「Miso Special Ramen」。ベースは鶏白湯で節が効いていて、まさに日本の味で嬉しい。動物+魚介という合わせ技はハノイにはあるようでなかなかないので、ベトナム人のお客さんにこれがウケるとラーメンが進化しそう。
細かい野菜もいっぱい入っていて具沢山だが、これが具をメインに食べるベトナム式らしい。麺はなんと自家製麺。バインミーのパン用の小麦を使用し、無かんすいで作った麺だ。
こちらで「キムチ納豆ラーメン」を無理して提供するのではなく、現地に合う日本のラーメンを模索しているのがかなり好印象だ。
第3位:麺好 獅子團(めんこい ししまる)(小川町・淡路町)
“麺屋 武蔵”で21年修業された店主が独立してオープン。
「らーめん」をいただく。具はチャーシュー2枚、ネギ、ミョウガ、メンマ。麺は太め縮れ。
動物+魚介に柚子が香るスープで、“武蔵”イズムをしっかり感じる。ミョウガも良いアクセントになっていて、和の味わいで本当に美味しい。麺もモチモチしていて最高。とろけるチャーシューも素晴らしい仕上がり。
決して今の流行りの味ではないが、長く愛されそうな一杯で好印象。美味しかった!
第2位:麺 松風(松戸)
2021年オープン。松戸駅東口の線路沿いで駅からも近い。“一風堂”で20年修行した店主が地元で独立。
豚骨ラーメンを出していて、基本は「濃ゆか豚骨」「淡か豚骨」「辛か豚骨」の3種。濃ゆか豚骨かたさ普通で注文。
店の入り口のところに紅しょうが、辛もやし、高菜が置いてあるゾーンがあり、取り放題。一風堂と同じく、辛もやしを食べながら待つ。
具はチャーシュー、キクラゲ、青ネギ。麺は極細ストレートの菅野製麺所製。スープは骨感があって透明だがしっかり濃厚。本場感を感じる。これは旨い。麺もしっかり主張して美味しい。バラのチャーシューも柔らかくて絶品。スープがしっかりしているので紅しょうがや高菜を結構入れても最後まで美味しい。
かなり本格的な豚骨ラーメンを食べられるお店でオススメ!
第1位:しおらーめん進化 2nd(鶴川)
塩ラーメンの名店“進化”のセカンドブランド店が鶴川にオープン。
「しお全部入り」を注文。具は豚チャーシュー、鶏チャーシュー、青ネギ、ネギ、味玉。麺は太め平打ちの自家製麺。
スープは名古屋コーチンの丸鷄を中心に20種類以上の食材を使用。新しさの中に懐かしさが共存していて飛び上がる旨さ。そしてこれを太麺で食べられる喜び。豚チャーシューは吊るし焼きで香ばしく、鶏チャーシューは真空低温でとても柔らかい。塩の味玉も美味しい。
店主の関口さんが今一番食べたい塩ラーメンを作ったそうだが、狂おしいほどに旨い。最高!
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