ペットの家族化に合わせ、進化するペットの弔い方。今求められるペット葬儀「sorae」とは?

  by taka_c  Tags :  

コロナ禍を経てペット需要が急増した昨今、ペットを家族として捉えるいわゆる「ペットの家族化」が進んでいます。
ペットの家族化により、ペットの扱い方は人間と同等に変化しています。今やそれは食事や健康など日常生活のケアだけでなく、ペットの弔い方にも大きな影響を与えています。

核家族化に伴い、進むペットの家族化

ペットの家族化が進む背景には、ペット需要の急増のほかに核家族化といった社会背景も影響しています。
少子高齢化に伴う核家族化により、人とペットの絆がより強固になりました。

一般財団法人 ペットフード協会の令和3年 全国犬猫飼育実態調査※によると『生活にもっとも喜びを与えてくれること』を調査した結果では、犬飼育者にとってもっとも喜びを与えるのは「家族」が優位であるものの「ペット」との差は僅か4.8%でした。一方で猫飼育者ではもっとも喜びを与える結果として、ペットが家族を2.2%上回る結果となっています。

このようにペットの家庭での存在感が非常に大きくなっていることがわかります。
ペットが愛玩動物としてだけではなく、日常でなくてはならない人間の家族と同様の存在として認識されているのです。

※参照:一般財団法人 ペットフード協会  

ペット関連費用も大幅に増加!食事や健康だけでなくお葬式にも変化が

ペットの家族化が進んでいることを示す数値的なデータも存在しています。

総務省統計局の家計調査※によると、家計支出に占めるペット関連費用に関して、2021年は2015年に比べると149.9%と大幅に増加していることが分かりました。我が子の子供服への支出が75.7%まで減少していることを踏まえると、ペットの存在が家庭で大きくなっていることが読み取れます。

「sorae」ペット専用火葬炉

コフィン&お別れ花

装花祭壇

ペットの日常生活に関する費用への支出が増加することと比例するかのように、ペットとのお別れの仕方にも飼い主の大きな愛情が現れるようになりました。
家族としての意識が高まり、従順に飼い主への愛を見せてくれるペットへの愛情が弔い方にも変化をもたらしたのです。

冠婚葬祭事業を手掛ける株式会社サンセルモでは、昨年「人と同じように送る」をコンセプトに、人のご葬儀の経験を生かしたペット葬専門の「sorae(ソラエ)」をローンチ。
スタッフが全員動物葬祭ディレクター有資格者という安心のサポートに加え、人のご葬儀のプロである1級葬祭ディレクターが選任で担当してくれるというまさに人のご葬儀のサービスと同様のクオリティです。
オプションや施設にも飼い主のペットを愛する気持ちに配慮したものが揃い、大切な家族とのお別れを最後まで納得のいく形でサポートしてくれます。
葬儀費用は従来のペットの火葬費用などと比較すると、決して安価とは言えませんが、ローンチ後、利用者は後を絶たないといいます。
利用者の全員がペットへの深い愛情を持ち、心残りなくお別れしたいという強い気持ちを持っており、今後ますます「sorae」のようなサービスの需要が高まることを予見させます。

ペットの家族化に伴い、ペットビジネスにも今後大きな変革が求められる日も近いかもしれません。

※参照:総務省統計局 家計調査 

taka_c

新製品のレビューや、気になる調査結果を見つけて紹介する駆け出しライター。ライフハックから、旅行、グルメ、動物、アニメ、などなど日々の気になった情報を幅広く更新。