ホームレス対策? 米国の図書館が居眠りへの罰則を検討中

  by 香椎みるめ  Tags :  

アイオワシティ公立図書館は、館内で居眠りをしている人に対し、新たに罰則を設けることを検討中だ。アメリカ『KCRG-TV』が伝えている。

アイオワシティ公立図書館の責任者、スーザン・クレイグは「毎日一人か二人は寝ていますよ」と取材班に語っている。利用者が不快な思いをしており、ここ数か月は特にひどいようだ。理事会はスタッフからの提案を検討する予定で、提案が承認されれば、館内で居眠りをした人は月末まで利用禁止となる見込み。

一方、アイオワ市のホームレス・コミュニティからは「フェアではない」と不満の声が。アウトドア・キャンピング・コミュニティと名乗る団体のネイトなる人物は「ビシッとスーツを着ている人間はゴミみたいな奴らを追い出すのか」と反発している。

問題の図書館では2001年にも同様の罰則が検討された経緯がある。結局12年前は見送られたが、関係者によれば、今月末をメドに罰則導入の方向で動いているとのこと。

画像: アイオワシティ公立図書館の公式サイトのキャプチャー
http://www.icpl.org/

香椎みるめ: フリーのライター、英日翻訳者、校閲者の三刀流。平成生まれ。性別は秘密。ウェブマガジン「GIGAMEN」で10年、計1890本以上の記事を執筆。サッカーの観戦記から始まった物書き屋は、「Yahoo!ニュース」や「ガジェット通信」に掲載された経験も活かしつつ、今は日本市場へ参入する海外企業の皆さんとタッグを組みながら、ありとあらゆる「文字を書くお仕事」をこなす日々。

Twitter: GigaMirumeK