ドラマ『ちょこっと京都に住んでみた。』で注目! 厳選「京言葉」22選

  by 丸野裕行  Tags :  

どうも、ライターの丸野裕行です。

筆者が住んでいる京都というのは非常に独特な言葉の文化がありますが、それを具現化したのが松竹撮影所の清水啓太郎氏が原案した『ちょこっと京都に住んでみた。』です。さすが太秦にいてはる原案者。京都の言葉を十二分に再現したドラマに仕上がっておりますわ。京都人が観てると面白しゅうてたまらんとはこのこと。

今回は、京都人がハマるドラマ『ちょこっと京都に住んでみた。』の京言葉について解説していきたいと思っておりますので、よろしゅうお頼申します。

他府県の人には難解な京言葉

みなさんは普段、京言葉と接っしたりする機会ありますでしょうか? 他府県でも京都から遠い場所ではなかなか接する気概がありませんのと違いますか? 

方や、京都在住の人の多くは、日常生活で柔らかい関西弁の京言葉を使ってるんですねぇ。普段よく使う言葉、なんとなく懐かしい言葉にふれることって、よぉあるわけです。

今から、他府県の人には理解できるかわからへん言葉を10個ほど解説していきます。

京言葉10選

・おいでやす

「いらっしゃい」の意味。帰りは「またおいでやす(またお越しください)」という風に使う。

しぶちん

「ケチ」という意味で、
金を使わない客に使ったことが語源。ほかの近畿圏内や名古屋、福井でも使われる。

ほな

「そうしたら……」の意味。自分が置かれた場所を引き上げるときに使われる言葉。

もっさい

「ダサい」「野暮くさい」の意味。
服装や立ち居振る舞いに使われることが多い。

けなし言葉が多い京言葉

けったいな

「おかしい」「変」の意味。
漢字では「怪体」と書くというブラックな隠語。

けたクソ悪い

「気分が悪い」という意味。
自分がイヤなことをされたら言う言葉。

しょーもない

「つまらない」や「どうでもいい」の意味。
つまらない奴と会った後に京都人は陰でいう。

呆れ言葉もある

えげつない

「えぐい」「ひどい」などの辛辣な意味。
とんでもない状況を表す言葉で、自分が置かれたり、友人が置かれたひどい状況のときに使う。

すかたん

「とんちんかん」「どうしようもない」の意味。
「すか」というのは大外れのことで、いい加減なことばかりということ。

いきる

「調子に乗りすぎている」という意味。
高級レストランでディナーなどをしていると、「いきっている!」などと言われる。

感謝の言葉も忘れない京都人

おおきに

「すごくお世話になりました」「ありがとう」という意味。
深々と頭を下げながら言われたときは本当です。

ほっこりする

「やっとほっとできる」「安堵の気持ちになる」という意味。
「ごちゃごちゃしたことが終わってほっこりしたわぁ」などという使い方をする。

はんなり

「上品」「明るくハツラツとしている」ということを表現している形容詞になります。
京都を表現するときによく使用されています。

おはようさん、ようおかえり

「いってらっしゃい」「おかえりなさい」の意味。
声をかけるときに無事でちゃんと帰ってくるように、この言葉には願いが込められています。

よろしおあがりやす

家に入るとに使われる場合と「お召し上がりください」「お粗末です」という3つの意味がある。
客人として認められているときに使われる言葉。

おきばりやす

「頑張ってください」「しっかりと(仕事に)打ち込んでください」の意味。
仕事をしている、これからはじめる人に出会ったときに使う言葉。「気張る」の意味。

その他

てれこ

「互い違い」や「逆さまになっている」の意味。
反対の意味をするときに京都人は使う。

いらう

「さわる」「あそぶ」という意味。
主にさわらないでという意味で使います。大切なものを触られたくないときに使います。

さら

「新品」という意味。京都では「さらぴん」ともいうことがある。
「これさらやねん」「今日下したてでさらやねん」と使う。

せわしない

「騒々しい」「忙しい」という意味。
「家がせわしななるんちゃうか」とドラマの中で近藤正臣さんが言ってらっしゃいました。

おたのもうします

「お願いいたします」「よろしくお願いします」という意味。
舞妓さんや芸妓さんが一番初めに習うような京言葉です。

筆者がハマっている『ちょこっと京都に住んでみた。』のドラマ内で使われる京言葉には京都人にしかわからない味があります。

あなたもぜひこのドラマを観て、京都独特な文化を知ってみてください!

丸野裕行

丸野裕行(まるのひろゆき) 1976年京都生まれ。 小説家、脚本家、フリーライター、映画プロデューサー、株式会社オトコノアジト代表取締役。 作家として様々な書籍や雑誌に寄稿。発禁処分の著書『木屋町DARUMA』を遠藤憲一主演で映画化。 『アサヒ芸能』『実話ナックルズ』や『AsageiPlus』『日刊SPA』その他有名週刊誌、Web媒体で執筆。 『丸野裕行の裏ネタJournal』の公式ポータルサイト編集長。 文化人タレントとして、BSスカパー『ダラケseason14』、TBS『サンジャポ』、テレビ朝日『EXD44』『ワイドスクランブル』、テレビ東京『じっくり聞いタロウ』、AbemaTV『スピードワゴンのThe Night』、東京MX『5時に夢中!』などのテレビなどで活動。地元京都のコラム掲載誌『京都夜本』配布中! 執筆・テレビ出演・お仕事のご依頼は、丸野裕行公式サイト『裏ネタJournal』から↓ ↓ ↓

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