12月14日(金)にアメリカ・コネチカット州のサンディフック小学校で6~7歳の1年生の児童20人と、6人の学校職員が犠牲になった。6人の教職員はすべて女性で、自殺した犯人のランザ容疑者(20)が弱い者を標的にした可能性が高く、アメリカの銃社会に暗い影を落した。
この凄惨な銃乱射事件が様々な形で波紋を呼んでいる。
ニューヨーク州のウェストチェスター郡とロックアイランド郡を中心に発行している地方紙、ジャーナルニュースが両郡の銃免許保持者の実名と住所を地図上で掲載した。サイトでは赤い点を拡大すると、銃の免許を持っている住民の情報が参照できるようになっている。これは情報公開法に基づく請求で入手できるという。
同紙には「これで合法的な銃がどこにあるかが誰にでも分かるようになった。犯罪者にとって
貴重な情報だ。なぜもっと役に立つことをしないのか。不法な銃がどこにあるかでも突き止めたらどうだ」という意見や「購読を中止する」「 読者がいなくなることを望む」などの批判が殺到した。
こういった厳しい意見に対して、ジャーナルニュース紙は、読者には武器の所持者に関する情報を知る権利があると主張、「自分が住む地域の銃について知りたいと思うのはもっともなことだ」と弁明している。
画像の引用:CNN.co.jp (http://www.cnn.co.jp/usa/35026255.html)