橋下徹・大阪市長ほど発言や政策が賛否両論分かれる人も珍しいかもしれない。原発再稼働問題、日本維新の会の国政進出はまだしも、旧太陽の党との合流、自治体首長と参議院議員の兼任案は多くの批判を浴びた。それでも橋下市長の支持者は一定数存在する。彼らが期待していることは何なのだろう。
トゥギャッター(http://togetter.com/li/427675)で紹介されている(一部)支持者の声によると、「大阪の公務員の酷さ」「大阪の公務員制度に切り込むことの難しさ」から橋下市長に期待しているようだ。「刺青を見せて恐喝する公務員」の存在を明らかにし、橋下市長の真意を「公務員として働いている暴力団の準構成員を排除するため」と推察。任侠映画に登場するような刺青を見せる公務員との対決姿勢を「命がけ」と評価している。
「ヤクザが公務員やってるのが大阪の恐ろしさです」
話題は「なぜ暴力団の準構成員のような公務員が採用されているのか」にも及び、「被差別部落の特殊採用枠が原因」という意見も。大阪市が3万3500人の公務員に実施した調査で110人が「刺青を入れている」と回答した、という報道もあった。「その110人は回答したとしても自らの地位は安泰であると踏んでいたのでは」「公務員と一口に呼んでも、市役所などの表立った場所にはいないが…」との声も寄せられている。
「まさにヤクザがシノギとして公務員やってんだよな」
公務員の問題は大阪だけに限った話ではないようだ。京都では京都市役所の職員が覚醒剤取締法違反で逮捕されている。しかも譲渡した側として。いわゆる売人が公務員であったということになる。奈良では奈良市の職員18人が90日以上の病気休暇を取得した年が3年以上あったこともニュースになった。
「だって、シャブや売春のユーザーが公務員ならまだしも、供給サイドで逮捕されるとか本当イカれてるでしょw」
日本維新の会の人気は大阪とそれ以外の地域で温度差があるとされる。先の総選挙では大阪以外の小選挙区で当選した議員は、旧太陽の党の大物だけであった。橋下市長の政策を「ポピュリズム」と批判する声も多い。それでも大阪の公務員制度に切り込んだという一点でも支持に値するという声が一定数存在することは確かなようだ。
画像: 日本維新の会トップページのキャプチャー
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