ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2022年4月)

  by 井手隊長  Tags :  

全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が4月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。

それでは発表します!

第5位:杉田家 千葉駅前店(千葉)

横浜家系ラーメンの総本山“吉村家”直系の“杉田家”の3号店が千葉駅徒歩圏内に3月オープン。本千葉にもお店があるが、より利便性の高いエリアに進出した。

「ラーメン 並」。お好みはすべて普通で注文。豚骨スープも醤油も強くてパンチがある。高いレベルでバランスが取れていてかなり旨い。卓上の刻みしょうが、豆板醤、行者ニンニクで味変しても全く壊れないスープ。

まさに横綱相撲。店の数が増えてもクオリティはしっかり担保。お店の掃除も行き届いているし、さすが名店と唸らされた。

第4位:だしと麺 遊泳(西早稲田・面影橋)

 

人気店ながら、日月火の昼しかやっていないというハードルの高いお店。

「上だしそば 手打ち麺」を注文。具はチャーシュー、ナルト、メンマ、ネギ。麺は極太縮れ。

驚くほどのダシの分厚さは目を瞠るレベル。煮干し主体でありながら、乾物や動物もしっかりと感じる複合的なダシの構成。醤油はミニマムで、無化調で完全にダシメイン。

ここに極太麺を合わせるのが凄い。手打ちの縮れでなんとかスープを持ち上げる感じで絶妙なバランスだ。
実に落ち着いた一杯で、貫禄すら感じる名店だ。

第3位:麺 㐂色(きいろ)(岐阜・岐南町)

2020年7月オープンの名店“くろ㐂”の出身店。記帳制になるほどの人気だ。

「特製塩そば」を注文。流れるような手さばきに目の前で惚れ惚れする。具はチャーシュー2枚、ソーキ、ワンタン、味玉、白メンマ、ドライトマト、ネギ。麺は一玉ずつ手もみを入れた自家製の極太縮れ麺。

スープは豚清湯だが、塩ダレともあいまって複雑な旨味で思わず唸ってしまう。これは凄い。ここに合わせる麺がまた最高。

チャーシューは吊るし焼きで香ばしく、ソーキは柔らかく甘みがちょうど良い。白メンマの歯応えやネギのシャープな切り方まで完璧な仕事。

これを1人で仕込んでいるとしたらとんでもない仕事量だ。感服。最高の一杯。

第2位:横浜らーめん 武蔵家 綾瀬店(北綾瀬)

 

横浜家系ラーメン“武蔵家”グループ総大将の三浦さんが「武蔵家でバランス系ならここ」と教えてくれたお店。

「らーめん 並」を注文。ライスサービス。

骨のダシ感をしっかり感じるスープ。濃厚すぎず醤油も強すぎず、確かにじんわりといいバランス。オールドスタイルの直系を彷彿とさせる感じで嬉しくなる。

そしてライス。ここは「サービスチャーシュー」なる、チャーシューの細切れとゆで卵の白身を辛味噌で和えたものが乗せ放題。これが嬉しい。カッパ漬けと辛味噌とともにライスにたっぷり乗せていただく。至福。

誰もが満足できるお店。

第1位:ラーメン 清水家(茅ケ崎・辻堂)

横浜家系ラーメンの名店“寿々㐂家”出身で2010年オープンの家系の人気店。

「ラーメン 並」をお好みすべて普通で注文。店内はアメリカンロックとハードロック。非常に丁寧な仕事。

具はチャーシュー、ほうれん草、ノリ3枚、ネギ。麺は酒井製麺。鶏油が多めだが、豚骨と醤油のバランスがピカイチ。骨のダシ感をしっかり感じるスープには悶絶してしまう。これは唸る旨さだ。

麺もしっかり茹でてあって美味しいし、ほうれん草はたっぷり、チャーシューもホロホロ。

家系の良さを一杯でこれでもかと感じられる名店。最高!

※こちらのランキングは筆者のYouTubeでも紹介しています。合わせてチェック!

井手隊長

ラーメンライター/ミュージシャン 全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター。東洋経済オンライン、AERA dot.、Rettyグルメニュース、favy、るるぶNEWSへの連載のほか、番組・雑誌の出演・監修、コンテスト審査員、イベントMCなどで活躍中。自身のインターネット番組、ブログ、Twitter、Facebookなどでも定期的にラーメン情報を発信。 その他、ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。

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