2022年度から、「勃起障害による男性不妊」と診断された患者には、バイアグラなどの ED 治療薬が保険適用となりました。
しかし、ED 治療薬の服用に対する抵抗がある男性も多いのではないでしょうか？
一方で、女性がEDに対してどのように感じているのか気になるところではありますよね。
今回は、浜松町第一クリニック（竹越 昭彦院長）が実施した「中折れ(ED)とED治療薬の使用実態と意識調査 2022」を紹介します。
20代の若者も性行為中の「中折れ」を経験している
全体で約4割（10,22人）の男性が「性行為中の中折れ経験がある」と回答しましたが、なんと20代の男性の約3.5人に1人が中折れを経験していることがわかりました。
EDは年代に関係なくどの世代にでも起こりうることのようです。
中折れを経験した人のうち、37.7%の人が解消に向けて「特に何もするつもりはない」と答えED解消を諦めている男性が多いことがわかりました。次いで「バイアグラなどのED治療薬を試してみる」（22.8%）、「精力剤、漢方、サプリメントなどを使用する」(19.9%)と約3割が何かしらの行動を起こすと回答しました 。
ED治療薬の服用はパートナーへ「伝えていない」が4割
ED治療薬を服用している人の約4割の男性が、パートナーに治療薬の服用を伝えていないようです。年代別で見ると、20代は約2割、30代で約3割、40代で約半数、50代ではなんと約6割が服用を伝えていませんでした。
「伝えなかった理由」としては全年代で最も多かったのは「薬に頼るのは格好悪い」49.2%）でした。その他、「効くかどうかわからない」、「薬に頼らないと勃起しないと思われるのは女性に失礼だから」はどちらも23.4%に上り、パートナーへの配慮から隠す人も多いようです。
中折れ(ED)において男性を責める声は少数！！
EDの男性に対する女性の意見はどうでしょうか。
調査の結果、男性のEDを責める女性は少数であることも分かりました。
「疲れているのだろうと思った」や「仕事などでストレスが溜まっているのだろうと思った」など、パートナーを気遣う回答が全体の7割を占めています。
一方、「自分に魅力ないのではと不安になった」といった、自分を責めてしまう女性もいるようです。特に、若い女性ほどその傾向が強く（20～30代は40～50代の約1.8倍）、やはりパートナーがまだ若い場合、EDの可能性を疑いづらいために、その原因を自分に探してしまうのでしょう。
また、中折れ対策に関する質問では、48.8％が「中折れをあまり気にしないので、特に対策は必要ないと思う」と回答しました。多くの女性は男性のEDに理解を示し、何か特別な対策をする必要はないと考えているようです。その他では「禁酒、喫煙、寝不足解消、食の改善など、生活習慣を見直してほしい」（30.7％）、「定期的な運動をしてほしい」（17.3％）など、日々の健康習慣の改善を望む声が多くありました。
女性はED治療薬服用に対してそこまで気にしていない！！
男性のED治療薬服用についてはどうでしょうか。
ED治療薬の服用について「なんとも思わない」が最も多く（34.4％）、続いて「服用しても構わないが、服用することを事前に知りたい」（17.7％）、「服用しても構わないがこっそり飲んでほしい」（16.2％）と約67%の女性が治療薬の服用事態には抵抗がないことがわかりました。
ED治療薬を服用すると性行為の満足度が上昇する
では実際に、ED治療薬を服用すると性行為の満足度は上がるのでしょうか。
ED治療薬を服用して性行為をしたことのある男性と、パートナーがED治療薬を服用している女性を対象に、それぞれ「ED治療薬を服用して性行為を行うと満足度は変化しましたか」という質問をしたところ、男性の約8割、女性の6割が「満足度が上がった」と回答しました。ED治療薬が性行為の満足度を飛躍的に向上させることが明らかになったといえます。
今回の調査で男女のEDやED治療薬服用に対する意識に差があることがわかりました。
また、治療薬の服用を行った人の多くが結果に満足しているようです。
EDは若い人でも十分起こりうるものです。
「もうダメだ」と諦める前に、まずは生活習慣の改善や治療薬の服用を試してみてはどうでしょうか？
【調査概要】
集計期間：2022年1月14日(金)～1月17日(月)
調査方法：インターネット集計
調査対象：全国の20代～50代の男女 各650名 合計5,200名
監修：浜松第一クリニック 竹越 昭彦院長
参照：
インフォグラフィックで見る！ 中折れ(ED)とED治療薬の使用実態と意識調査2022を公開 20代男性でも約3.5人に1人が中折れを経験！
https://www.hama1-cl.jp/internet_research/actual_usage_eddrugs.html
