僕らの世代で決着をつけよう。“原発”

  by ふくやまひろし  Tags :  

今の“自民”は、

“公明”と連立を組まざるを得なくなった時点で、

すでに崩壊が始まっていた。
しかし、連立ではあったが、

政権の座にいた間は、

まだ、その崩壊は、

表面化していなかった。
その連立の間、

“自民”は“公明”に

完全に骨抜きにされた。
そして、“小泉”が、

完全に“自民”をぶっつぶした。
崩壊した“自民”は、

政権を取ることができずに、

“民主”に政権の座を明け渡してしまった。
とは言うものの、

もともと“民主”が信頼されていたわけではないので、

現状は見ての通り。
では、

今の日本の政治の“軸”は

どこにあるのか?
ボクは今後の日本の政治の軸は、

“原発”にあると思う。
ていうか、

実は、今までも、

表には出てこなかったが、

政治の“軸”は、

本当は、“原発”であったのだ。
そもそも、なぜ、

日本で、これだけ“原発”がもてはやされたのか?
それは、ご承知の通り、

日本には、石油・天然ガスなどの、

資源がほとんどなく、

輸入に頼らざるを得なかったことは、
実は、戦前と、

なんら、変わりがなかった。
そこで、

当時の科学の最先端の“原子力”に注目が集まった。
原子力は、

上手にコントロールしさえすれば、

膨大なエネルギーが得られた。
まさに、夢のようなエネルギーだった。
だから、当時の日本人は、

目先の利益だけに目を奪われ、
原発を強力に推進した。
原発は、問題が起こらなければ、
すばらしいエネルギーだった。
しかし、3.11で、

その神話は、完全に崩れ去った。
いままで、裏に隠されていた、

原発の真実が、どんどんと、

白日の下にさらされてしまった。
そしてその(原発の)真実とは、

単にエネルギーの問題に止まらず、
“日本の政治”そのものであったのだ。
その日本の政治とは、

国民にウソを洗脳し(=安全神話)

膨大なカネをばらまくことで、

支持を得、
反対者を排除した。
そして、
表向きは、

経済的繁栄を誇っているかのような、幻を演出し、
その裏では、

膨大な核廃棄物(高レベル・低レベル)の管理に、

人間の寿命を遙かに超える時間と、

膨大なお金を、

その時間の間中、

費やさなければならないその義務を、
子々孫々に強いる現実を、

また、覆い隠し、
先送り、先送りする無責任が

原発そのものなのだ。
今の原発は、

誰一人として、

今生きている人間には、
責任など取れないことは、

明々白々なのだ。
問題は、

そのことがわかっているのに、

“止められない”という今の人間の愚かさが、
最大の問題なのだ。
このことは、

政治家や政党だけの問題ではない。
自分たちの子・孫、

さらに、何世代も、何十・何百世代の先の、

子孫(しそん)たちから、突きつけられている、
今の人間の全ての人間の問題なのだ。
ボクは、

今回の選挙の争点は、“原発”だと思う。
子どもや孫たち、

子孫(しそん)たちに、問いかけてみよう。
「原発は必要ですか?」

「放射性廃棄物をなんとかしてくれますか?」
僕らの世代で、

決着をつけよう。
さもないと、人類は、

地球上では生きていけなくなる。
ひょっとしたら、

僕らが小さい頃から、

“宇宙人”と呼んで、

いろんな姿をした地球外生物を、

イラストなどで見てきたが、
あれはひょっとして、

地球人の姿、

そのものであったのかもしれない。
(ふくやまひろし)

 

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