現代の価値観を押し付ける女性自身。そのうち戦国時代にさかのぼると予想

  by oyama0529  Tags :  

「比叡山を焼き討ちした織田信長の子孫とされている織田信成を起用するテレビ局に不満の声」
と思わず「えっ?意味わからない」という見出しだが可能性としてゼロではない。
その思想があるメディアこそが「女性自身」である。

昭和6年生まれの価値観を令和の価値観がどこまで強要するか

2021年7月25日の女性自身の記事だ。
タイトル「作曲家がLGBT差別の杉田水脈氏を肯定…開会式のドラクエ起用に疑問続出」
記事によると東京オリンピック開会式の入場に使用した曲を作曲した「すぎやまこういち氏」が過去2015年にLGBT差別に対して肯定的な意見を述べたというのだ。
ただ、思ってほしいのが「LGBT」という概念を世間一般が持ち始めたのはここ数年ではないかということ。

2015年当時はLGBTは一般的に認知されていなかった

こちらはGoogleトレンドというGoogleの検索数を表示するグラフだ。
「LGBT」という言葉は2017年後半あたりから増え始めている。
つまり、2017年後ごろから「LGBT」に関心を持ち始めたのだ。意識し始めたのだ。
言い返せば、「LGBT」が世に広まっていないころに、そのときの価値観を持っていないのだ。

昭和・平成はLGBTを肯定する時代だったのか

答えは「ノー」だ。
有森裕子さんの夫(2012年に離婚)が「アイアムゲイ」と公表するものはあったものの、日本では隠す存在だった。恥ずかしい存在だったのだ。
その時代に生きてきた「すぎやまこういち氏」にLGBTを肯定するのは難しい。なぜならそういう価値観を持てる機会が少なかったからだ。

もし、2021年7月に「すぎやまこういち氏」が「同性愛者は非生産的である!」と発言したら問題だろう。
しかし、LGBTが世間一般的に認められない時代を生きて、LGBTの概念があまり広まっていない2015年の発言を2021年7月に議論として持っていくのはさすがに無理がある。
現代では物を奪うため、刀で人を殺すのはもちろん犯罪だ。しかし、戦国時代では領地を拡大するため、刀で人を殺していた。
では、戦国時代の武士は犯罪者か?
女性自身の考えでは現在の価値観を押し付けるので「犯罪者」になるだろう。
つまり、冒頭で説明した
「比叡山を焼き討ちした織田信長の子孫とされている織田信成を起用するテレビ局に不満の声」という記事があがるのも時間の問題なのである。

メディアには信念がない。ただPV数を稼ぎたいだけ。
オリンピックだけを反対した結果、ダブルスタンダードが生まれ、成れの果てが過去の価値観を現代の価値観を押し付ける行為。
信念がない結果は空虚だけが残る。

自分が発信することで笑顔、幸せに繋がる、誰かの役に立てる。それが目標です。 今まではテレビ誌のライターのみでしたが、ジャンルにとらわれず多くの情報を発信していきたいと思います。 言葉で何かを変えたい、それが私のテーマです。