ぼる塾・田辺智加が、25日放送の『坂上&指原のつぶれない店』(TBS系)で、涙する一幕があった。
あふれるスイーツ愛と豊富な知識で、シャトレーゼやユーハイムなどとタッグを組み、次々とヒットスイーツを作りだしてきた田辺。今やスイーツ業界が注目する存在となった彼女に、番組を通じてアプローチしてきたのが、デニーズ。ナタデココや、パンナコッタ、ティラミスを世に送り出してきたが、ここ最近はヒットに恵まれず、スイーツの売上が激減。
そこで今回、苦境に立つデニーズが田辺を直接指名し、スイーツを共同開発することになったのだ。そんなSOSに、彼女が考えた切り札がババロア。「昭和のスイーツブームを牽引してきた昭和レトロのスイーツ・ババロアで立て直したい」という狙いだった。
7月29日 デニーズでババロアが販売されますー!やったー!!!
オペレーションの中にレシピを落とし込んでくれた木下さんに感謝です。
初めてのババロア作りでテンパってた時も木下さんは優しく色々教えてくれました。デニーズさんとぼる塾の努力の結晶のババロア是非!食べてねー!— ぼる塾 田辺 (@chi0314ka) July 25, 2021
https://twitter.com/chi0314ka/status/1419258422776647680
7月29日 デニーズでババロアが販売されますー!やったー!!!
オペレーションの中にレシピを落とし込んでくれた木下さんに感謝です。
初めてのババロア作りでテンパってた時も木下さんは優しく色々教えてくれました。デニーズさんとぼる塾の努力の結晶のババロア是非!食べてねー!
田辺とババロアの出会いは約30年前、8歳の頃。東京・日本橋“高島屋”にあった“フルーツパーラーレモン”で食べたのが最初だったという。その味になんとか近づけたいと、かつての舌の記憶を頼りに試作する田辺。さらに番組は彼女をバックアップすべく、多くのファンの方の声を受け、レモンのババロアを復活させて名古屋の店で出している親族を捜索。その方から、秘伝のレシピの一部を教えてもらうという、ありがたい計らいも受けた。
それをもとに試作を繰り返し、デニーズ商品開発部内での試食会に臨んだ田辺。すると開発部の総責任者や、スイーツ部門責任者のパティシエなどからは評価されたものの、全メニューを各店舗のスタッフが調理するデニーズとしては、このババロアをアルバイトが作ることは難しいという判断が。
そこで改めて、デニーズのパティシエが、現時点でのオペレーションを踏まえた上で試作品を作った。それは、ゼリーとババロアが2層になったスイーツ。しかも手間も時間もかからないもの。これに一度は「美味しい」と言った田辺だが「これでいいのかな、私の求めていたものは。私は何を作りたかったんだ」と葛藤。
このままメニュー開発を続けていくべきか、今思っていることを本音で話してもらうため、改めてデニーズとの話し合いの場を設けることに。すると田辺は「私のこだわりとかはどうでもいい。一番大切なのは、お客さんが美味しいと思ってもらう気持ち」と吐露。お客さんにとって材料や工程は一切関係ない。本当においしいと自信を持っていえるババロアを届けることこそが大事だと訴えた。
そんな飲食店の原点ともいえる姿勢を田辺の口から聞かされ、思わず言葉を失うデニーズ側。そこでババロアの味をもっと全面に押し出し、なおかつ今のオペレーションで作りうる最大限の一品を、パティシエが連日連夜、試行錯誤の末、作りだしたのだ。
それは、カットした桃と、紅茶のクラッシュゼリーの上に真っ白なババロアがドンと載ったシンプルな盛り付け。これを一口食べた田辺は「うわっ!私のあの8歳のときの思い出の味」と、理想の味になっていると涙。「すごいです。私の求めてた味。これは半端ないですね。ババロアが際立っている。これは衝撃ですね」と大絶賛。開発部も、彼女の涙にもらい泣き。
そして翌日、社長をはじめ役員などが集まり完成したババロアの試食会が行われた。すると社長からは太鼓判を押され、ついに29日から全国のデニーズで一斉販売されるという。
ネット上では
「ババロアを語る田辺さん見て泣いてる2021夏」
「なんだこれ泣けるわ…」
「ババロア食べたい!」「あのババロアすごく美味しそう……」
「デニーズのババロア絶対絶対食べるっ!!!」
「ババロア 食べたい 田辺さん泣いてる デニーズもほんとすごい頑張った」など、絶賛の声が相次いでいる。一体どんな味なのか? 期待が高まってきた。