精神をクレンジングする 言葉の花束

  by あおぞら  Tags :  

 ニューヨークは困ったことに5月に入って家にヒーターが入った、寒いのである。緯度がほぼ青森と同じなので北国ではあるけれど、春というのは気温の寒暖差が激しく、心が不安定になりやすい。大したことない事でも、例えば雨の日には落ち込んだり、それが晴天のお日さまサンサンの日なら「ちっちゃい事は気にするな、それワカチコワカチコ」で片づけられそうなように、天気や気温は人間の心理に大きな影響を及ぼすと思う。

 心が揺れがちの時、その心をそのままにしないように心掛けている。できるだけ良い言葉を検索し自分を勇気づけるようにしている。さて、先ほど見つけた言葉はアルフレッド・アドラー(オーストリアの精神科医、精神分析学者、心理学者)の教えと捉える

1. 他人と自分の課題を分離する
2. 過度な承認欲求を捨てる
3. 劣等感を否定せず、原動力にする
4. 家族も他人だと割り切る
5. 人への優しさを持つ
6. 人に期待し過ぎない
7. 主張すべきは主張する

 アドラーの心理学は、『幸せになるための心理学』と言われ、世界各国で翻訳された『嫌われる勇気』のヒットにより世界的に認知されたそうだ。精神科医、精神分析学者、心理学者であるアドラーの教えは心に響く。

 また、Xにポストされた『本当に賢い人の特徴です』も、いい感じ

・ 余計なことを言わない
・ むやみに否定しない
・ 自分を客観的に見られる
・ 行動に移すのが早い
・ 感情をコントロールできる
・ 他人をバカにしない
・ 相手に伝わりやすいように話す
・ ひとりで悩まず相談できる
・ 嫌なことを引きずらない
・ 人を変えようとしない


 
 こちらはアドラーのような高尚な教えより、もっと身近な教えである。これは幼稚園から職場にまで通用する『人間のルール』のような気がする。もし、これを完璧にこなしている人がいる職場で、そのような人が多いと立派な会社なのだろうなぁ…とうらやましくなる。うらやましがる前に、先ず自らの実践である。
 
 そして、Xでこんな素敵な『【 最短3ヶ月 】人生を変える方法』のポストもみつけた

1.朝トイレを掃除する
2.大切な人のため祈る
3.1ページでよいので本を読む
4.布団を整える
5.3分以内で終わるものは即やる
6.寝る前までに明日の予定を立てる
7.すみませんをありがとうに置き換える
8.自分を褒めて自分を愛す
9.1日100回ありがとうを言う 

 こちらは仏教的な教えのようにも思えた。和尚さんの教えにありそうだ。朝のトイレ掃除もいい、布団を整える等は、生活を大事に丁寧にすることがわかるし、規則正しい生活を基盤に、人は成長するのだろう。

 人は言葉で活かされる。なにか心が塞ぐとき、不安にさいなまれるとき、孤独を感じるとき、そんなマイナス感情の際も自分を責めないで、そういうこともあると肯定し、言葉の花束を愛でてみよう。

 精神のクレンジングは大切だ。息を大きく吐きだして、そして、ゆっくり深呼吸をしてみよう。心が騒ぐときは呼吸のリズムが乱れている。だから深呼吸は大切で体の中に良い気を取り入れるのだ。良い言葉に触れて、深呼吸をすれば気持ちも上向きになる。

 なれなかったとしても、なった振りでもかまわない。それも一つの訓練である。忘れないで欲しいのは『精神をクレンジングする 言葉の花束』を持ち続けることで、きっと人生は好転すると願うこと。

 プラシーボ効果(偽薬を飲んでも、本物の薬だと信じ込むことによって症状に何らかの改善がみられること)は、決してマイナスにはならないし、日本のことわざにも
『鰯の頭も信心から』がある。精選版 日本国語大辞典から意味を以下のように引用

鰯の頭のようにつまらないものも、それを信仰する人には大事であること。信仰心が不思議な力を持つたとえ。


 
 よし、良い人生にするぞ!

 

 

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