ワールドリカーインポーターズは「クラフトハードサイダー」や「直輸入海外クラフトビール」、石釜で焼き上げた料理が味わえる『BRAUERTAFEL(ブラウアターフェル)』を6月17日にアトレ竹芝 タワー棟1Fにグランドオープンした。
オープン前日に報道関係者向けの内覧会を取材したので、店舗の特徴をレポートする。
場所はゆりかもめの竹芝駅から徒歩3分ほど。東口に降りて竹芝旅客船ターミナルを通り過ぎて浜松町方面にカーブを描く道路沿いに歩いていくとすぐだ。
JR浜松町、都営大門駅から歩くこともできるが、ゆりかもめ竹芝駅の方が圧倒的に近い。竹芝駅から手前側がビルになっているタワー棟、奥がまだ開業していないが背の低いシアター棟なので迷うことはないだろう。
ゆるかもめは、新橋、汐留、台場、豊洲からのアクセスに便利だ。
時期的に密集することはできないので、店内のテーブル間隔をあけての事前公開になった。
食材を焼くオーブンは石窯で、一般的なオーブンの約2倍の温度で焼くという。日本には数台しか存在しないレア窯だそうだ。この石窯は見ることができるので、行ってからのお楽しみということにしておく。
肉は柔らかくかつ、香ばしく焼き上げており、余計な調味料は不要と思われる。記者も試食した時には塩だけでいただいた。食材の良さがわかる瞬間だ。
ビールのお店なので、クラフトビールは味わっておきたい。クラフトビールは種類が多く目移りするが「ブラウエライティシューオリジナルビア」(写真右)は昔ながらのビールらしいしっかりした味で、舌とのどを心地よく刺激する苦みとパンチの効いたビーツだった。
写真左のスパークリングワインのようなものは、同店のもう一つの売りである「クラフトハードサイダー」だ。100%りんご果汁を発酵させて醸造したお酒をベースに果物やスパイス、ハーブ等を加えて作られたお酒だ。サイダーという名でいわゆる炭酸飲料のサイダーを思い浮かべるが、こちらはアルコール飲料でまったく異なるので注意したい。甘くはなく、スパークリングワインをもっとフルーティーにしてスパイスで味を調えたような感じがした。
テイクアウトメニューもあり、施設内には広場もあるために店内ではなくピクニック感覚で外で食べることも可能だ。テイクアウトとはいえほぼ「その場」で食べることができるのでアツアツのものを海風に吹かれながら楽しむことも可能だ。レジャーシートを無料で配布するということなので積極的に利用したい。
徐々に取り戻しつつある経済活動だが、まだまだ不要の外出は躊躇してしまう世の中だ。さまざまな食スタイルに対応しているので、テラス席やテイクアウトで「その場ピクニック」という楽しみ方からスタートしてみてはいかがだろうか。
※写真はすべて記者撮影